第1弾:新幹線探訪記
第2弾:「土」へ行く
第3弾:小豆餅で小豆餅を食べる
さて、今回のテーマは「熊で熊をとる」です。いきなりネタバラシしますが、「熊」は浜松市の北に実在する地名です。このあたり。
うっわー。めちゃくちゃ山の中だよ……。そりゃ「熊」だもの。やっぱり昔は熊が出た場所だろうね。
いきなり「熊」を訪れても、なにも面白いネタが無かったときのことを考えて、私は保険をかけることにしました。
その保険がこれ。
100円ショップで買い揃えてきた熊グッズです。最もたくさん見つけることが出来た、世界一有名な黄色いくまキャラ、くまのピ──────────さんのグッズは、著作権的に色々面倒くさそうなので、除外いたしました。
レジのお姉さん、「うわ、なにこいつ、くまの商品ばっかり買ってる、男の熊マニア? 気持ちわるッ」と思ったかもしれませんが、ちがうんです。そんなに熊好きなわけじゃありません。熊に対する思い入れは普通です。
これら100円クマーズは、「熊」の地に何もなかった場合、せめてこの子たちを見切れるように写真を撮って、お茶をにご……いや、記事を充実させようという作戦のための要員です。記事タイトル「熊で熊をとる」は、「熊で熊を獲る」でも「熊で熊を殺る」でもなくて、「熊で熊を撮る」なのです。
さあ、お膳立ては整った。待ってろ熊。
熊にはかろうじて公共交通機関で行くことが出来ます。経路はJR東海道線あるいは新幹線で浜松駅、そこから遠州鉄道、新浜松→西鹿島駅。
西鹿島駅から「くんま水車の里」行きの遠鉄バスが出ています。「くんま」というのは地名「熊」の愛称みたいなものだそうです。なお、遠州鉄道+遠鉄バスを使う場合、遠鉄1日周遊券というのがありますので、それを使うとお得です。
無事バスに乗って熊に向かう途中、リュックを開けて私は愕然としました。
100円熊グッズ、忘れて来た……。
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山あいだから寒いと困ると思って、羽織るものを入れたときに一度出して、入れなおし忘れたんだ。この企画のためだけに買ったのに……。
どーすんだこんなつぶしの利かない置物とか。
自分のうっかり屋さん加減に嫌気が差しながら、私は「くんま水車の里」まで運ばれていきます。
「くんま水車の里」というのは、道の駅として有名なところで、名物の手打ちそばなどで山あいの集落を活性化させているそうです。手札を失った(正確には忘れてきた)私には、もうくんま水車の里がどれくらい熊推ししてるかに記事の成功がかかっています。頼むよ、道の駅!
この日は、木曜日でした。ウソだろオイ。
ちゃんと調べて来ればよかった! 天気の良さだけで決めるんじゃなくて!
もう仕方がありません。絶賛閉店中のこの道の駅内部で、熊イズムを探し回ります。
なぜかサングラスをかけている森田一義アワー的熊。
雑な熊像。
駅長さんがいれば、熊の帽子をかぶっていらっしゃったようです。
もっとどーんとすごい、熊の彫像とかあるかと思ったのに完全にアテが外れました。ビジュアル熊感ありません。こうなった以上、テキスト熊を追求することにいたします。
ではみなさん、脳内で宇多田ヒカルさんの「ぼくはくま」を響かせながらご覧ください。
ここはくま
くま
くま
くま
くんまともいうよ
くま
くま
くまー
良かった……熊、たくさん撮れた……。予想以上にくまっくましてました。ありがとう熊。
熊商工店会。
熊市街。
熊中心街。
熊正団。
熊花の会は……
熊婦人会、ミセス・ベアーズが中心となって運営されていそうな気がします。
熊愛館は、地域の寄り合いどころのようなものらしいです。
熊幼稚園。
熊小。浜省じゃなくて熊小。
平日のお昼だったので、中から熊の子どもたちの元気な歌声が聞こえました。
熊中。ピカチュウじゃなくてくまちゅう。
熊中校歌。「ああ われらが 熊中学校」
役所の熊支所と熊生活改善センター。
熊生活の改善。非常に気になる施設ですが、
改築中でした。リニューアル後、さらなる熊生活の改善に尽力して欲しいです。
熊郵便局。
熊ATM。
天竜熊シークレットサービス。とても強そうです。
熊集配センター。夜な夜な熊が集められ、全国に散って行きます。
熊電話交換所。熊を電話と交換してくれます。
こうして熊地内を徒歩でうろうろしていると、住民の方が親切に(あるいは怪しんで)「どっから来たかね?」「下から歩いて来ただか?」と声をかけてくださいました。
いや、道の駅が休みだと知らずにバスで来たんです、怪しいものじゃありません、マジでマジで、と汗をかきかき説明しました。みなさんいい方ばかりでした。熊のみなさんありがとう、お礼に、踊りましょうか?
というわけで、準備過剰と準備不足で思わぬ流れになりましたが、秋の一日「熊の旅」ゆっくりできました。
最後に、熊地内で、もっとも解釈に困った熊に関係ない一品。
そいや!そいや!な看板。なぜここに安置されているのか……。
この後家に帰り着いて、100円熊グッズがやはり置き去りになっているのを確認し、がっくりしました。
今度は道の駅「くんま水車の里」が開いているときに行きます。そしてできることなら、これら熊グッズを奉納してこようと思います。
【珍地名探訪シリーズ】
第1弾:新幹線探訪記
第2弾:「土」へ行く
第3弾:小豆餅で小豆餅を食べる
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ぜひ、熊グッズを持って、再挑戦してくださいね。そして、奉納する前に、お写真を!
どんな絵になるか、今から期待しています。