2012年02月13日

NHK特集「ここまで来たうつ病治療!」

2012年2月12日(日)21:00〜放送のNHKスペシャル「ここまで来た! うつ病治療」を見ました。結論から先に言ってしまうと、以前「クローズアップ現代」で扱われた「認知行動療法」についての放送よりは、かなり良かったです。何より脳科学の観点からうつ病を分析した姿勢を私は評価します。

人間の精神性を重んじる人からは極めて評判の悪い「脳科学」。人間の魂のありようが脳内の電気的信号によって説明が出来るなんて、魂を冒涜する考え方。そもそも電気信号によって説明する、「あなたの」考えも電気信号に過ぎないと、あなたは受け入れられるのか、と哲学者や宗教者は言います。一理ありますし、私の好きなミヒャエル・エンデ氏もそうした立場をとる人です。

が、私の考えでは、それは精神障害を患ったことのない人の、非情な意見です。糖尿病と聞けばすぐに「暴飲暴食してたんだろ、自分の責任だ」と簡単に決め付けるのと変わらない、病気の人に対して冷たい見方です。

精神障害は、「どうしてしまったんだろう? いっそ死にたい」と絶望するほど、自分自身ではどうにもならない病気なのです。考え方やものの見方を変えるだけで快方に向かうような、簡単なものではありません。番組内で筧利夫さんが言っていたように「心の病気」ではなくまさしく「脳の機能障害」なのです。これはおそらく罹患者にしか分からない感覚です。

番組ではへんとう体という「人間原初の恐怖や不安を発生させる部位」と、DLPFCという大脳の「判断や意欲を司る/へんとう体の暴走を抑える部位」のバランスという切り口から、最新医療を説明していました。DLPFCを磁気刺激して活性化することで、へんとう体の恐怖や不安を抑える。電気刺激でDLPFCとへんとう体のバランスを整える。認知行動療法でDLPFCを活性化させるトレーニングを積む。

どれも仮説の域を出ていない、「やったら効果があるから、試している」という治療法ではありますが、私はこうした化学的なアプローチでの障害治療のほうが、精神や魂といったあいまいなものを主体にすえた治療法よりも、信を置くことが出来ます。化学的にこうした仮説があって、初めて認知行動療法で行うべきことがイメージできると思うのです。

楽しいことを想像することによって、へんとう体の暴走を抑える訓練というのは、役者さんが泣く芝居をするときに自分の愛犬が死んだ時のことを思い出す、というのとある種同じことなのではないのでしょうか。心のイメージによって、感情の電気信号を変える。そうしたアプローチなのであれば、私は認知行動療法を受け入れることができそうです。

あ、そうそう追加情報。アンコール放送ですが、2012年2月18日(土)NHK Eテレ 20:00〜「名医にQ こうしてのりこえるうつ病」がありますので、うつに悩む皆さんどうぞご覧ください。



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posted by ゴンザ at 08:50 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 医療エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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