2012年06月04日

私の読書は、変わっているらしい

久しぶりのエントリ。自分の読書の仕方について、最近になって「どうやら私はちょっと変わっているらしい」と気づいたことがありました。

今まで、読書をして腹を立てたり、ガッカリした記憶が無いのです。

と言っても「全ての本は面白いんだ」などという、ハイパーポジティブシンキングをぶちあげる気はまったくありません。単にそういう覚えがない、というだけの話です。

ひとつには、あまり興味を惹かれなかった本は忘れてしまうということがあるでしょう。
また、どうにも合わない本は途中で読むのをやめてしまうこともあります。ただし、これはごくまれです。読み始めた本は大抵最後まで読み切っています。

一番大きな要因は、どうやら私がいい意味でも悪い意味でもあまり「期待をしない」で、本を読んでいるからのようです。

この「期待」にも2つの意味があります。まず私は、評判の高い本、賞を獲った本、薦められた本、好きな作家の本だから「面白くあってほしい」という考えが、人よりかなり薄いらしいです。ものすごくフラットな心の状態で本を開きます。ハードルがない、あるいはとても低い設定にするクセがついています。もともとそういう性格でもあったのですが、この読書に対する姿勢が身についたのは、大学での訓練によるものです。

本を読むときは、「この本はこういう本だろう」とか「こういうことが書いてあってほしい」とか「こういう悪い部分がある本のはず」といった先入観を持たず、ただただ書いてある内容を理解することに努めるべし。評価しようだとか、批評しようという姿勢は、正確な理解の妨げになるだけであり、それは「読んだ」ということにならない。ただでさえ、他者の書いた文章を理解するのは難しいのに、偏見を持ってのぞんだら理解には程遠いところで「分かったような気」になってしまう。偏見・先入見を極力排して本を開くこと。

それが大学で私が最初に学んだことでした。

この訓練のおかげで本を読む前の「ワクワク」が減ってしまったのは事実ですが、同時に「ガッカリ」もしません。ただし、面白かったらもちろんテンションは上がります。期待値0からのスタートなので、上方向だけにグラフがふれるわけです。この読み方が良いか悪いかは別として。

そしてもうひとつの意味の「期待」は、読みながら「この登場人物はこういう人間であって欲しい」とか「ハッピーエンドであって欲しい」とか「こういう結論を出して欲しい」という、いわば自分の「希望」です。こうした「希望」をほとんど持たないで、私は本を読んでいます。

たぶん、私にとって本の中の世界とは「そのようであったことの記録」なのです。「こうあるべき」というレールを敷かずに「記録」を追っていっているので、小説で言えば「登場人物にむかついた」とか「誰々が死ぬなんてひどい」とかいったことをあまり感じません。もちろん展開にドキドキはするのですが、起きたことが「そのようであった」のなら、「そのようであった」と私はただ読むのです。

ええ。ええ。お分かりの通り、ワタクシ、感情移入ってやつ、すごーくしにくいタイプです。

これまでそれなりの冊数を読んできていますが、笑ったことや驚いたこと、感動したことはあるものの、腹を立てたとか泣いた覚えが……ないです。

むむむむむ。

まあ、良い悪いではなく、私はそういう読み手である、というお話でした。


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posted by ゴンザ at 16:49 | 静岡 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
読書に対する姿勢だけではなく、もちろん悪い意味でもなく、ゴンザさまの生き方も、たぶん・・そう。

Perfume に対する思いは、別みたいですが・・。
普段の姿から想像すると、不思議なくらい。
 
そんな淡々とした生き方が、魅力的ですけど・・。
Posted by まるまる at 2012年06月09日 00:51
いやいや、まだまだ日常生活で人のふるまいに腹を立てることが多いですから、修行が足りませんわ。怒ったら、相手も自分の気持ちがすさむからやめよう、とは思っているんですけれど、その境地にたどり着くのはいつのことか。

Perfumeは、本当に自分でも不思議です。小さい頃から、こんなに熱のこもった思い入れがあるのは、スポーツ選手やアーティストを通じて、彼女達だけなんです。なんででしょうね?
Posted by ゴンザ at 2012年06月09日 07:38
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