2005年05月30日

【医療エッセイ】石との闘い(第1話/全5話) 発病篇

これは、ゴンザが今から4〜5年前に仲間内に向けて発行していた私的メールマガジンの転載です。

■目次
 石との闘い 第1話 発病篇   当記事
 石との闘い 第2話 診察篇   
 石との闘い 第3話 検査篇(前)
 石との闘い 第4話 検査篇(後)
 石との闘い 第5話 治療篇

【医療エッセイ】石との闘い(第1話/全5話) 発病篇

それは私が大学生だった時のことである。

普通の人よりちょっと時間がかかったが、
その年どうやら大学を卒業できそうな感触だった。

私は家で卒業論文の構想を練っていた。
日本の将来を案じ、新たな社会のあり方を求めて、
高度な知的作業を孤独に行っていた。

「いつまでもごろごろしていないで、起きて布団干しなさい!
 じゃ、お母さん出かけてくるから!」

日本の未来を担う頭脳に対して気軽に声を浴びせた母は、
スイミングスクールへほいほいと出かけていった。
あいかわらず失礼なことを言う。
私のどこをどうとれば「ごろごろしている」になるのだろう。

パジャマのすそを引きずって居間に行く。
いつものことだが、食事の用意などなかった。
冷蔵庫からいろいろ引っ張り出して適当に食べる。
一人暮らしとあまり変わらないんじゃないだろうか、
とちらりと考えたその時。

痛みが走った。

???
いて。いてててて。

なんだ? 腰が痛い。右の腰だ。
なんか腰を痛めるようなことしたっけ?
えーと、昨日は……。

!!!
いで! いでででで!
いだだだだだだだだだだ!

痛かった。むちゃくちゃ痛かった。
脂汗がにじみだし、背筋に寒気が走る。
とうていじっとしていられない。
手を腰に当てたまま、跳ね回った。
はた目にはちょっと楽しそうなくらいだ。

痛みは1時間半くらい続いた後、すーっと引いた。
やや鈍い感覚が残る程度で、あの激痛がウソのようだ。
おかしい。単なる腰痛ではないらしい。

「家庭の医学」を引っ張り出して読んだ。
ぱらぱらとめくる。
相変わらずブルーな本だ。
自分の体が知らないうちに病気の巣になっているのではないか、という不安をもれなく提供してくれる。

「腰が痛い」というストレートな項から引いてみる。
……あった。
「腰に痛みが走り、悪寒・吐き気などに襲われる。
 痛みは周期的に訪れ、一定時間で去る。」
これに違いない。

病名は……尿管結石。

おしゃれな名前だ。

腰の左右に一つずつある腎臓は、
血液中の老廃物を漉しとるいわば「尿製造機」。
尿管というのは腎臓から「尿タンク」ボウコウへと尿を流す細い管のこと。
腎臓にたまった老廃物がなんらかの作用で固まってできた石が、尿管でつまっている状態がこの「尿路結石」なのだそうだ。

ひとつおりこうになってしまった。

石を押し出そうとする筋肉の運動によって激痛が走り、また、流れが滞ることで内圧の高まった腎臓も痛くなるらしい。
尿に血が混じることもあるそうだ。
そういえば、最近妙に茶色っぽかったように思う。

さし当たっては医者に行って、
この痛みの再発を何とかしてもらわねばならない。
お医者さんなら、何とかしてくれるはずだ。
ていうか、何とかしてくれ。

私は医者に行く決意を固めた。

<つづく>



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■目次
 石との闘い 第1話 発病篇   当記事
 石との闘い 第2話 診察篇   
 石との闘い 第3話 検査篇(前)
 石との闘い 第4話 検査篇(後)
 石との闘い 第5話 治療篇


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posted by ゴンザ at 15:27 | 静岡 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 医療エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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