2015年05月23日

映画『イニシエーション・ラブ』観てきました





当ブログは大変『イニシエーション・ラブ』のお世話になっておりますので、公開日である今日2015年5月25日(土)、朝一番の回に、映画版『イニシエーション・ラブ』の鑑賞に行ってまいりました。

場所は静岡東宝会館。セノバのシティザートではなく、あえて七間町。昭和テイストにひたるならこっちでしょう。

静岡東宝会館

さすが原作の地元かつロケの中心地。ものすごく『イニシエーション・ラブ』を推してます。

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この下から、小説および映画について、ネタバレを気にしないで感想を書いていきますので、まだご覧になっていない方は、お戻りくださいね。















全般的な感想を言えば「素直に作ったなあ!」。

非常にクセのあるテクニカルな原作で、映像化がほぼ不可能と言われていた本作。それをクセのある堤幸彦監督がメガホンをとるというので、どれだけクセのある映画ができあがるのだろうとおもっていたら、ド直球でした。少なくとも私には、ストレートでしたね。ここまで原作に忠実に描いてくるとは思ってませんでした。

冒頭で、鈴木夕樹の独白から始まる場面、「あれ……松田翔太ってこんな声じゃないよな……」と思っていたら、画面に現れた「A面たっくん」。

あ。あ。あ。そういうことね! その手で行きますか! なるほど! ありっちゃありかな!

原作を読んだ人にはかなりの確率で、出オチ感があるかもしれません。この方法で行くなら、たぶん原作通りになるんだろうな、と。

その通り、原作の数々の伏線、たとえば「ズボンのタックの話」「ルビーの指環」「たっくんというあだ名」「便秘で入院」「4冊のハードカバー」「アインシュタインの本」などが、ある種、愚直なまでにしっかり映画にも描かれます。

私はあまりにも原作を読みこんでしまっているので、原作に出てくる伏線は全て観ながら拾ってしまいました。すごい損してる観方かもしれません。

原作を読んでいないで観に行った人にはどうなんでしょうね? 騙されるんでしょうか?

ものすごく素直に観た方は、最後の5分間でのタイムレコード巻き戻しまで、すっきり楽しめそうです。巻き戻しての時系列確認は、まるで自分が作った時系列表を見直しているようで、なんだかうれしくなりました。やっぱりこの方法が一番わかりやすいですよね、監督、と。

映画版での伏線や遊び心としては、
・夕樹が電話を掛けたときに、マユが服をぽんぽん叩いていたのは、辰也の車に乗っていてこぼしたコーラのしみをとっていたから。
・辰也の車と夕樹の原付がすれ違っている。
・マユが夕樹に「たっくん」というあだ名をつけたときのお店の人の表情。
・なんだか知らないがやたらとカニが出てくる。(マユのいたずら、カニクリームコロッケ、店の名前がクラブ、など)
・マユが二人のたっくんに渡す同じプレゼントが、原作では財布とパスケースだったのが、バッシュ「エア・ジョーダン」に変えてある。そして、それがサイドAとサイドBのつなぎとなり、ミスリードになっている。
・原作のマユお得意「ロールキャベツ」がちゃんと出てくる。
・デパートで辰也を「イケてる〜」と言うのは、ひょっとして夕樹の合コン参加メンバーだった? だとしたら「別人」の伏線。
・海藤が高校時代の辰也の写真を見て「スマート〜」というのは、皮肉でもなんでもなく、正直な感想。
といったところに目が行きました。

静岡ローカルネタとしては、
・おお! 常磐公園! 光と音の噴水!
・常磐公園で別れるとき、「ぼくはこっち」「わたしはこっち」と2人が指す方向が、ちゃんと夕樹は静岡駅の方、マユは住吉町の方になっている。
・マユが堕胎手術をしたとされる「古庄の産婦人科」。原作では病院名は出なかったが映画ではそのまま「古庄産婦人科」となっている。実在するか調べたが見つからなかった。ちなみに古庄という町はマユの家から適度に離れたところにあるので、堕胎手術をするところとしてはリアル。
・夕樹が初めての自動車でサイドブレーキをかけ忘れてあせるのは、静岡県立美術館の裏手あたり?
・マユの家に向かう途中としてよく出てくる通りは静岡市葵区錦町あたりなので、静岡市街や東名静岡インターから住吉町を目指すなら実際に通るところ。
なんてところに気づきました。

堤幸彦監督ですから、もっといろいろと背景の小道具に意味があったり、伏線になってたりするんでしょうね。DVDになったら細かく見てみようかな……。オーディオコメンタリーで詳しく解説されちゃうかもしれません。

この映画の「あなたは必ず2回観る」というキャッチコピーですが、実際に2回観るのは現実的ではないことを百も承知でつけているんでしょうね。いくらトリックがあっても、1000円以上かかる映画を複数回観る人はほとんどいない。1回で満足させなくてはいけない。そこであの巻き戻しての5分。原作ではあえてやらなかった種明かしと伏線の回収編をつけたのでしょう。

ただ……2人のたっくんとマユが鉢合わせしてしまうラストシーンは……どうなのでしょうねえ。わたしとしては、この話の面白さのひとつに、マユが「完全犯罪」を成立させてしまうところがあると思うので、最後ばれたら、痛快さがなくなっちゃうじゃん、と思うんですよ。あの後3人でどうすんだ、どんな会話すんだと。

あれならば、マユと夕樹が体を寄せながらホテルに楽しそうに向かい、辰也が呆然と見送るってシーンをラストにすればよかったのではないでしょうか。知らぬは夕樹ばかりなり。辰也は女の恐ろしさを思い知りましたとさ、とね。

何はともあれ、原作つきの映画として、忠実に、よくできてたと思います。映画で初めて『イニシエーション・ラブ』に接する人が、いったいどう観たかが気になるところです。

(おしまい)

【謎解き『イニシエーション・ラブ』目次】
  序章  時系列データ
  第1章 時制のトリック
  第2章 すり替えのトリック
  第3章 交錯ポイントと心理の動き
  第4章 暗示と象徴
  第5章 「静岡ローカル小説」としての『イニシエーション・ラブ』
  第6章 おまけ






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posted by ゴンザ at 15:56 | 静岡 ☀ | Comment(46) | TrackBack(0) | レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Side-Bで辰也に買ってもらったワンピースをSide-Aで着ていたのも映画のみの伏線だったかと。
Posted by ミオウ at 2015年05月23日 16:49
>ミオウさん

ああ、そうなんですか。私が女性の服をあまり見ていないのがわかっちゃいますねえ。
Posted by ゴンザ at 2015年05月23日 17:20
返信ありがとうございます。
たしかに女性でないと気づきにくいかもですね。

ちなみにタイム・リープもデジャヴも好きなわたしはキサラギという映画をオススメします。
この手の作品として同志の間では有名なようなのでもうご存知かもしれませんが…
Posted by ミオウ at 2015年05月23日 17:54
>ミオウさん

えへ。「キサラギ」観てます。大好きです。どんでん返しではなく、芋づる式の伏線回収がいいですよね。

あとは内田けんじ作品。
『運命じゃない人』『アフタースクール』『鍵泥棒のメソッド』とか。

Posted by ゴンザ at 2015年05月23日 18:21
先ほど、映画観て参りました!
あ、申し遅れました、私、ゴンザさんのファンのもてこ。ですo(`ω´ )o
最後五分の時系列は、まさしくゴンザさんのネタバレと同じじゃないですか!
テロップに、協力ゴンザと出てもおかしくないと思いましたよ!
Posted by もてこ。 at 2015年05月24日 01:31
>もてこ。さん

ファ、ファンですか? 私の? あ、ありがとうございます。

時系列の整理は、ほんと同じ形式でしたよね。左右にサイドAとサイドBを配置して時間を追っていく。やっぱりあの方法が一番わかりやすいです。
Posted by ゴンザ at 2015年05月24日 09:51
私もゴンザさんファンで、イニラブマニアです。映画はもちろん公開日初日に観て参りました。そしてゴンザさんも見たであろうと思いブログを拝見。やっぱり!と嬉しくなりました。
Posted by ぱぴよん at 2015年05月24日 18:57
>ぱぴよんさん

私のファンがいるとは…世の中には不思議なこともあるものです。

ええ、イニラブ公開日最初の上映回に行ってきましたよー。けっこう評判いいみたいでうれしいです。なんかこの作品については、スタッフ目線です。
Posted by ゴンザ at 2015年05月24日 19:30
昨日映画見て、ここに来ました。
実は映画の宣伝も観てなく原作も知らず、子供がコナンを観てる時間潰しだったんです。だからサイドAの夕樹に全然違和感なく観てて、サイドが変わった時に役者変わる事にえええ〜と思いました。サイドBの辰也の二股ラブストーリー(実は繭子の二股)も刹那くも楽しながら、最後に備えてました。
アインシュタインの事もあって最後の2人の激突がタイムジャンプ⁇パラレルワールド⁇となってしまい。謎解き部分半ばまで混乱してました。
繭子は上手い子なので有樹は上手く誤魔化し、辰也もホッとして美弥子と上手く行くハッピーエンドを思いながら、やられた感満載で映画館を出ました。(笑)
Posted by しょうすけ at 2015年05月25日 19:55
>しょうすけさん

なるほど……原作未読だと、そんな感じでご覧になるんですね。楽しめたようでよかったです。興業的にも頑張ってほしいなー、なんて思います。
Posted by ゴンザ at 2015年05月25日 20:59
初めまして。生まれも育ちも静岡市民、原作大好きでゴンザさんの解説も拝見し、昨日いよいよ映画鑑賞してきました。私は1988年に静大入学したのでマユ達の年齢設定よりちょっと下ですが、当時の懐かしさ満載の映像に泣けました。特に常盤公園から南北に帰り道を取るシーンのリアリティー。誰かに喋りたくてしょんなかったもんで、共感できて嬉しかったです!
Posted by かんぐり at 2015年05月25日 22:10
>かんぐりさん

あはは。常磐公園からの帰りの方向。お互いマニアックな観賞の仕方してますねえ。この映画は静岡市民には特別な感慨をもたらしますわ。今後、ここまで「静岡市ローカル」な作品はなかなか出ないのではないかと。
Posted by ゴンザ at 2015年05月25日 22:27
はじめまして。自分も映画が初見でした。
伏線はある程度はわかりましたが、まさかAとBが別人だとは思わず、よくあんなに変われるものだよなぁと思っていました。そのうち、あれ?性格まで変わったきてるの? となり、最後のシーンでしょうすけさんのようにパラレルワールドかと思いました。
しかし、なんか納得いかない終わり方に感じたのは、あの後3人がどうなったのかがわからないからなんだろうと思っています。
Posted by たかやま at 2015年05月26日 18:41
>たかやまさん

前半のコメディタッチの描き方が、太ったたっくん⇒スマートなたっくんの変身を「ありっちゃありか」と受け止めさせる下地になっていますね。

そう、あそこで3人をかちあわせてしまうと、あの後どんなてんかいになるんじゃい、と気になりますね。原作のほうが、すべてを知るのはマユだけであることで、すっきりします。

ただ、最後の前田敦子さんの微笑はいいですね。
Posted by ゴンザ at 2015年05月26日 19:39
映画の内容を知りたくてこのサイトにたどりつきました。来週には映画館に行けそうなので皆さんのコメントを頭に入れて瞬きを最小限にして観ます!ラストが原作と違うようですが、そういえば夕樹君愛読の「乱れからくり」も、映画のラストは原作と違っていて驚かされました。こちらの主演は松田翔太のお父さんです。興味ある方レンタル店で探してみてください。
Posted by オイト at 2015年05月26日 23:12
>オイトさん

原作を読んでいる人なら、映画は「間違い探し」が楽しいです。細かーい遊びがいろいろありそうなので、眼を皿のようにしてごらんください。「乱れからくり」、まずは本を読んでみますね。
Posted by ゴンザ at 2015年05月27日 07:08
今観てきました!
わたしもこのブログと原作を読み込んでたので
こんなにそのまま映画で表現されるとは思わなかったです!
しかし、原付と車がすれ違うところや
あだ名をつけたときのお店の人の反応は
見逃してました!さすが!
もう一度観たくなりました 笑

でも、わたしも最後三人が鉢合わせするのは
あまり面白くなかったです。
辰也だけ愕然として動けないまま…
で終わって欲しかったです。

こんなに綺麗にネタバラシを最後されてるので
分かりやすいかなあと思いましたが、
他のお客さんたちはどうゆうこと?!
って感じの、反応でした 笑

映画楽しかったですが、わたしは
原作のほうがやっぱり好きです。
Posted by かい at 2015年05月27日 18:38
>かいさん

この作品自体が、先入観を逆手にとった物語ですが、「謎の正体を知っている」ことで、見る部分が変わってしまいますね。なんにも知らずに映画をみるとどうなるのか、私も経験したかった!
ラストは、夕樹だけは気づかず、マユは夕樹と腕を組んで、辰也にほほえむというしーんでもよかったかもです。
Posted by ゴンザ at 2015年05月27日 18:48
ゴンザさん!今、映画の公式サイト見たら、蟹がやたらでてくるのは、マユが蟹座だからという堤監督の遊び心らしいです! 笑
Posted by かい at 2015年05月27日 19:42
>かいさん

蟹座のマユ……辰年の辰也と対になった遊び心?
あっ。そういえば、辰也の誕生日、映画では2月になってた気がします。早生まれかいっ。ってことは、辰年生まれなら一浪か一留してる計算になるのかな?
Posted by ゴンザ at 2015年05月27日 22:20
ゴンザさん、パンフ買いましたか?
あの時系列表、作者(パンフの作者)がゴンザさんかと思いました。

ちなみに、私はパンフのほか、ペンも買いました。
Posted by アリアス at 2015年05月31日 20:10
>アリアスさん

パンフは買ってないです。なぜか「カセットメモ帳」なるものを買いました。

パンフに関わらせてもらえたらうれしかったですねえ。
Posted by ゴンザ at 2015年05月31日 20:43
産婦人科の場面ですが、
あれは歯科医院を使ってますね。
看板だけ付け替えたと思います。
ストリートビューで確認しました。
というかパンフレットに名前が載ってました。
「雨宮デンタルクリニック」
産婦人科に「階段」は似つかわしくないですよね。
Posted by ひろし at 2015年06月03日 22:21
追伸
歯科クリニックは「つくば市」でした。
Posted by ひろし at 2015年06月03日 22:28
>ひろしさん

なるほど!ピロティから階段で登る産婦人科は、たしかに珍しいですね。
Posted by ゴンザ at 2015年06月03日 22:47
初めまして。検索でたどり着きました。たいへん興味深く拝読させていただきました。
些細なことですが映画を見て気になったのがマユは原作では「歯科衛生士」だったのに映画では「歯科助手」なのは何故なんでしょうね?
Posted by tana at 2015年06月03日 23:50
はは。なんででしょうね?
そういえば、原作での「マユが1年間で歯科衛生士の専門学校を卒業した」的な記述に、「最低2年かかるでしょ」なんていう、専門ツッコミをしている人もいましたよ。
Posted by ゴンザ at 2015年06月04日 00:05
なるほど。
こちらを見ると
http://www.dh.ntdent.ac.jp/getajob/eisei-joshu.html
修業年数が歯科衛生士は3ヵ年、歯科助手は数ヶ月〜1年制となってますから歯科衛生士だと年齢的に不自然になっちゃいますね。
原作では合コンで松本優子の高校の同級生で20歳との記載があるので。
Posted by tana at 2015年06月04日 00:33
通りすがりのものです。映画を観たので評を検索してて辿り着きました。
原作未読状態も、予告編で「覆る」だの「騙される」だの言われれば、
あっちゃん仕掛側かな?、と。で、松田クンじゃない時点で、ははーんとなりましたよ。
side-Aって出たし。年は出さずに月日だけだし。初見でも、side-Bの途中で気付くと思う。

で、最後。SHOW ME掛かって「えっ」「えっ」って描写は「男女七人」のオチですよね?

しかしこの設定は、堤監督だけでなく、80〜90年代が青春の昭和世代ならハマりますねえ。
Posted by Tyron at 2015年06月06日 03:07
>Tyronさん

最近は1980年〜90年代回顧や、昭和レトロの作品ってけっこうありますよね。その時代を生きたクリエーターさんが、今活躍している年代だからというのと、今とは違う、底抜けに明るいエネルギーを懐かしむ気持ちからでしょうか。
Posted by ゴンザ at 2015年06月06日 07:02
ゴンザさん、こんにちは!

ゴンザさんの「イニシエーション・ラブ」解説は有名だから、堤監督も参考にしたんじゃないかな〜

映画を観た感想をちょこっと。

やっぱり「叙述トリック」を映像化するのは無理があるな、というのが正直な感想。エアジョーダンで夕樹と辰也をつなぐ工夫で「たっくん」を同一人物と思わせる仕掛けも、「体型はまだしも、顔は変わらんでしょ」って思ったところで白けました。

最後に三人が鉢合わせになるのは、A面の「たっくん」とB面の「たっくん」は別人だったんですよということを観客にはっきり示すためのものだと思いました。

劇場ガラガラで、あと2週間持たないんじゃないかって思いました。
Posted by hollyleaf at 2015年06月06日 15:25
>hollyleafさん

原作を読んでいる人と、読んでいない人で、かなり受ける印象が違いますよね、映画版。
最後のオチや時間軸を蒔き戻しても説明も「親切」と受け取る人もいれば「蛇足」という人もいる。

万人を楽しませるのは難しいですね。
Posted by ゴンザ at 2015年06月06日 17:51
はじめまして。静岡東部住民&既読&昨日観覧です。
1. ジョギングシューズつながりで痩せたっくんにワープするのは中々いいアイデアだと思いました。映像文法のお約束として時流れての同一人物だと思うので…。でも、でぶたっくんと痩せたっくんをもう少し似た顔の人にして欲しかったです。デブたっくんをハリウッドのメイクの技術で痩せたっくんの顔に近づけるとかの方法で…。こういうところに金をかけるかどうかでしょうね。
2. 最後に二人のたっくんを同じ画面に登場させて、客への種明かしを分かりやすくしたのはやっぱり正解でしょうね。まゆが痩せたっくんに声をかけるのは余計。
3. 二人のたっくんへのマユのしゃべり方が同じなんですが、あれは前田敦子が下手なのではなく、観客をミスリードするためにわざと同じ演技をしているのだと解釈しています ^^;)




Posted by sugi at 2015年06月16日 17:40
>sugiさん

サイドAを過度にコメディタッチにしているのは、痩せて変身!を「そんなわけないだろ」とつっこませないための布石なんでしょうね。私は自分で考えるのが好きな観客なので、ラストであそこまで説明しなくても、と思いましたが、あれがなかったらわからなかったという人もいるようです。
Posted by ゴンザ at 2015年06月16日 18:52
この時代では、歯科衛生士は1年間で取得できたと記憶しています。
Posted by みかん at 2015年06月21日 23:29
>みかんさん

そんな噂も聞きました。さすがにそれを伏線には使っていないみたいですけど。
Posted by ゴンザ at 2015年06月22日 00:17
映画で初めてイニシエーションラブに触れてから、原作を読み、ここにたどり着きました。
映画はすごく面白くてすっかり騙されてしまったのですが、
遭遇エンドミステリーっぽさに欠けるなぁと思ってしまったので、小説のラストにはぞくっとしました。
Posted by りな at 2015年07月09日 20:18
先ほどの追記。
このブログを読みながら映画を思い出してハッとしたこと。
映画の最初の車が走っているシーン(sideAに入る導入部分のような)で流れているの、SHOW MEなんですよね。
あの車、ラストで静岡に向かうたつやだったのかな、と、このブログのカセットのくだりを読んで思いました。
Posted by りな at 2015年07月09日 21:53
>りなさん
映画も小説も堪能なさったんですね。映画→小説の順でも楽しめるんだなあ、と変なところに感心しました。
ルビーの指環も流れるし、劇中歌は色んなメッセージがありますね。DVDになったら、オーディオコメンタリーや特典映像で細かい設定が明らかになるかも。
Posted by ゴンザ at 2015年07月09日 23:40
先ほど映画見てきました。
小説未読&静岡行ったことない人間です。

元々、映画ポスターや雑誌などの宣伝などで
「彼女(まゆ)のためにファッション・
 見た目を努力するたっくん」といった記述があり、
それを知った上で始まった映画の男性が
松田翔太ではなかったため、「ははーん、途中で
『俺痩せるよ!』となって松田に変わるのか」と
勝手な理解=ミスリードをされてしまっており、
A面→B面のランニングシーンで足が細くなった所で
「やっと松田キター」ぐらいにしか思っておらず
本作のメインであるトリックには全く気が付きませんでした。

で、帰宅して原作気になり、ぐぐった結果
こちらのサイトに辿りつき、隅々まで
読ませて頂き色々と参考になりました。
今度原作読んでみます、ありがとうございました。
Posted by N193 at 2015年07月13日 01:44
>N193さん
映画は、「すごく外見が変化した場合、別人が演じる」という、よく子役と大人の役で使われるお約束を逆手にとっているわけですね。あの「太っているたっくん」役のひとは、「モテキ」でも主人公の太ってる時代を演じているとか。
Posted by ゴンザ at 2015年07月13日 07:27
遅かればせならが・・・・昨日、飛行機の中でコレとなしにイニシエーションラブが入っていたので観ました。

私は全然予備知識なく観たので、ラストのクリスマスディナーで美也子さんが「辰也」って言うまで、たっ君何か性格変わってない??くらいにしか思ってなかったので、そこからが怒涛でした(笑

偽名??んな訳ない・・・・タイムリープ???
でも最後に3人鉢合わせした?!
え? えぇー?!
ってなってました(^_^;

ラスト5分で大体の時列は分かったのですが、4/5くらいボケーっと観てただけで勿体ない気持ちになり、検索してこちらにたどり着きました(笑
ゴンザさんのブログ、とても分かりやすいです。ありがとうございました!!
今度原作も読みたいです〜!
DVD発売したら、伏線拾いを楽しみにまた観たいと思います(笑
Posted by 宗 at 2015年11月19日 18:01
>宗さん
映画公開が終わって、DVD発売前の今の時期は飛行機の中で上映されているんですね。しっかり楽しめたようで良かったです。だまされてナンボですよね、この作品は。
Posted by ゴンザ at 2015年11月19日 21:02
かにって、7/2がかにざの時期だからかしら。
Posted by かに at 2016年01月30日 01:08
はじめまして、自分も原作は読んでおらず。映画が初見です。こちらのブログにはタイムリープの考察で先に拝見しており、その時にこの作品のページがあったので、じゃあ見てみるかと思ってレンタルしました。(ページ自体は一切読んでいません)

正直、最後の種明かしないと「おいおい・・」ってなってますねw。もしかして原作にはこれが無いのかと思い・・改めてここに来た次第です。どうやらそうみたいですね。ミスリードは諸刃の剣的な技なので、賛否両論あると思いますが、自分は嫌いじゃないです。改めて原作本買って読みたいと思います。駄文失礼しましたm(__)m
Posted by 山ちゃん at 2016年02月08日 23:29
はじめまして。
先日CATVで映画版を見て、見事だまされたクチです(その後中古のDVDも買いました)。
その後、文庫版ですが小説も買って読みました。

感想やレビューで「映画版の夕樹は一番憐れ」と書かれているのを散見しましたが、よくよく考えて見直すと辰也と入れ替わる場面、すなわちクリスマスプレゼントでもらったスニーカーを履いてジョギングしていますから、原作同様夕樹はその後マユと付き合ったんだと思います。

小説版の各種検証もとても興味深く拝読させていただきました。
すばらしかったです。

ただ映画版、原作と両方見て読んで最後までわからなかったのは、マユがなぜ夕樹の前ではたばこを吸って、辰也の前では吸うそぶりすら無いことでした。
sideAでちゃんと吸い込んでいるとの描写もあったので、喫煙をただの近づくための小道具にしたわけではないようなのですが…。

むやみに長い夕樹との性交渉場面も、腰を浮かせたりリードしているマユが読み返すと面白いですね!

しかし映画版にせよ原作にせよ、夕樹は翌年には卒業して東京の富士通に就職ですから、マユはどうなってしまうんでしょうね。
そんな風に描かれていない先を空想させてくれるとてもよい作品だったと、僕は感じました。
Posted by itchy at 2017年02月21日 19:47
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