2007年03月08日

『イニシエーション・ラブ』文庫化

このブログ『ゴンザの園』でもっともアクセス数を稼いでいる人気記事は、小論文<謎解き『イニシエーション・ラブ』>という記事です。『イニシエーション・ラブ』は乾くるみ氏作の小説。
『イニシエーション・ラブ』

タイトルから推測されるように、恋愛小説なんですが、ただ漫然と恋愛小説として読んでいると最後にわけがわからなくなるという、ある謎が隠されています。で、その謎をゴンザがしつこく解説したのが<謎解き『イニシエーション・ラブ』>なわけです。

この本は2004年に発売され、かなり話題になったのですが、ちょっと厳しかったのがその値段。ハードカバーなので1680円もするんですね。

そこで朗報。この『イニシエーション・ラブ』が文庫化される、という情報が入ってきました。発売元は文春文庫。まだ公式ページには発表されてませんが、各所の噂を聞くとどうやら確実で、発売日は4月10日になる模様です。

この本、かなりクセがあり、読み手を選びます。

まったく意味が分からないまま読み終わってしまったり、「意味はわかったけど面白くない!」とか「なんか読んでて登場人物にムカついた」とか「だからなんだよ!」という人もいます。

一方で「すげえ!傑作!」「こんな感覚は初めて味わった!」などと絶賛する人もいます。

万人にはオススメしないんですが、ちょっと変わった本をお探しのあなた、興味があったらお求め安くなる機会に読んでみてください。

文庫化にあたって気になることが2つ。

1つめは、表紙のデザイン。ハードカバー版の装丁の絵には、それ自体に隠された意味があったのですが、それが今回どうなるのか。新たなものになるのかどうか。

そしてもう1つは「作者による解説」がつくのか。同作者の難解な本『塔の断章』文庫版では、氏による自分の作品解説が巻末についたらしいですけど、『イニシエーション・ラブ』では、つけて欲しくないですねえ。

この作品は、
・読了後、「???」となったあとで「あっそうか!」となる「アハ体験」を味わう
・しばらく時間を置いたあとで「ああ、あそこもああなってたのか!」とぽつぽつ分かってくることがある
・視点を変えるとまた違うものが見えてくる
・読んだ人同士で「あれはわかった?」「あそこはこういうことだよね?」ということを推測しながら語り合う
といった、読者による積極的な読解に面白さがあるので、書いた本人が全ネタを明かしてしまったら、急につまらなくなると思うんですよね。

口を開けていれば答えを放り込んでくれる親切な本が多い中、読者に読解力・想像力・分析力を強要する「不親切な本」があっても良いのではないでしょうか。

ということで、「力」を試して見たい人は文庫版、ぜひ読んでみてください。解説があったら封印して!
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2007年02月19日

色診断

最近ゴンザの同僚の女の子が、「カラーなんちゃらかんちゃら」という講座に通い始めました。「カラーコーディネーター」ではなくて、色で表される心理などを勉強する講座なんだとか。

で、その講座の宿題として、周りのひとの心理データをとってくる必要があるらしく、ゴンザもよく協力を求められます。曰く「好きな色とキライな色は?」「このCDくらいの円の中に、色鉛筆で矢印を自由に描いてください」など。

強度の赤緑色弱のゴンザにこういうことさせて、果たして正確なデータがとれるもんだろうか?と首をかしげつつも毎回協力しております。そして、2週間ほどすると彼女はそのデータ結果を引っさげて講座から帰ってきます。

まず好きな色とキライな色でわかる性格。ゴンザは好きな色=緑、キライな色=赤と答えました。赤緑色弱らしからぬ選び方です。

で、そこから出てくる結果は
好きな色:緑:バランスのとれた性格。調和を好み、客観性がある。
キライな色:赤:権力や目上の人間からの押し付けを極端に嫌う。

……ちくしょう。悔しいけど当たってるなあ……。
特に上下関係が苦手というところが。後輩を怒ったりすることはほとんどないゴンザですが、上司には非常に手厳しいです。取り締まり役級とも平気でケンカをするので、よく「もうちょい上司に気を使え」と言われます。

円の中に矢印を書く、という調査についても結果を聞かせてもらいました。

まず円の上半分は、その人の表層的な部分、つまり周りからはこう見える、ということを指し、下半分は内面的な部分、実はこう、という性格を現すのだそうです。

でゴンザの場合、円の半径くらいの長さの矢印が、色とりどりにたくさん。
しかし上半分を見ると、黒・水色・青・紫・グレーなど寒色系統の色ばかり。これはつまり、表面的には非常に真面目でしっかりしていて冷静に見える、ということらしいです。

しかし、下半分をみると、黄色・オレンジなどの暖色系が断然多くなります。これは、楽しさなどを表すそうで、つまりは「一見真面目そうに見えるがそうでもなく、実は心の底で色んなことをユーモラスに楽しんでいる」ということになるそうで。

……くそう。当たってるなあ。

どうも、見た目の穏やかで冷静な感じと、実際のちょっとゆがんだブラック・ユーモア満載の性格にギャップがあると言われます。初対面の人はゴンザをすごく真面目で几帳面だと思うらしいんですが、こだわる部分以外は超アバウトだし、身の回りの整理整頓は苦手だし。

色診断、なかなか侮れません。
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2007年02月14日

バレンタイン・ジョーク

やあ、みんなゴキゲンかい? 今日2月14日はセント・バレンタイン・デー。ニッポンじゃ、女性が男性にお菓子をプレゼントする風習があるそうだね!

そこで今日は、このセント・バレンタイン・デーにちなんだ小粋なブラック・ジョークを披露することにするよ!

「なあ、ちょっと聞いてくれよ」
「なんだい?」
「俺の彼女、知ってるだろ?」
「ああ」
「彼女が今日、お菓子を俺にくれたんだ」
「そりゃまあ、バレンタインだからな。のろけなら勘弁してくれよ?」
「まあ、聞けよ。そのお菓子が、すごい豪華で大量だったんだ」
「なんだよ、やっぱりのろけじゃないか」
「でもな、それが全部不二家のお菓子なんだ」
「…………」
「彼女、『探すの大変だったのよ』ってニコニコしてるんだよ」
「…………」
「なあ、これってどう判断すべきだと思う?」
「…………」
「なあ?」
「俺から言えることはだな」
「おお!」
「幸せにな、ということだけだ」
「…………」

ヤッフウウウウウウ!
2007年の時事ネタで、かなりブラックなユーモアをキめてみたぜ! これが時々現れるブラック・ゴンザさ! それじゃみんな、いいバレンタインをな!
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2007年02月10日

『カノッサの屈辱』見たかったなあ……

先日FNSのキー局では『カノッサの屈辱』が一夜限りで復活したそうですね。見たかったなあ……。実家のビデオなら録画できるんですが、ウチの両親に「予約録画」などという高度な真似が可能なはずもなく、涙をのんであきらめました。

『カノッサの屈辱』を知らない人のために解説しておきましょう。

時は1077年ローマ教皇グレゴリウス7世神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世は、聖職叙任権をめぐって対立しておりました。聖職叙任権とは司祭の任命権であり、これを我が物にしようとするハインリヒ4世に対し教皇は彼の破門と王位剥奪を宣言。皇帝に反発する諸侯もこれを後押しし、ハインリヒ4世は王位を追われる危機に陥りました。八方ふさがりとなった彼は、破門の解除を願って自ら教皇のもとに出向き直接謝罪いたしました。この謝罪の場となったのが、北イタリアにあるカノッサ城。この一連の事件を指して『カノッサの屈辱』と言い習わすのでございます……。

はーい。太字のとこは試験に出るよー。覚えてねー。

って、これは本当の『カノッサの屈辱』のお話でして、私が言っているのはテレビ番組の『カノッサの屈辱』のことでした。

これは1990年頃、深夜に放映されていた歴史パロディ番組。現代の様々な社会事象やメーカーどうしの開発競争などを、歴史になぞらえて紹介するという、かなり面白い情報バラエティでした。

どんなものだかイマイチ良くわからない、という人は、ゴンザが以前に書いたエントリ「サビオ帝国盛衰記」をちょいと覗いてみてください。ここの「絆創膏国見聞録」というのが、『カノッサの屈辱』を真似たつくりになってます。絆創膏のシェアの変遷をヨーロッパ史風にパロってます。『カノッサの屈辱』へのオマージュであり、パロディのパロディですね。

ゴンザは当時受験生であり、志望学部が社会学部であったこともあって、この番組は本当にツボでした。特に「倫理・政経」を受験選択していたこともあって、哲学史になぞらえた「クイズ番組史観」はヒットだったなあ。「我思う、ゆえにある・ある・ある(デカルト×百人に聞きました)」とか、深夜だったので笑いをこらえるのに必死だった覚えがあります。

この当時の深夜番組、とくにフジテレビのは充実してました。実験的な番組が多く、例えば後にプレミアムタイムに格上げになった「カルトQ」とか、言葉の音感から即興でその意味を作る「たほいや」とか、三谷幸喜氏の出世作「やっぱり猫が好き」とか、そのシリーズ「子供ほしいね」とか、カノッサの後の賭け番組とか、それからそれから名前忘れちゃったんだけど、叙述ミステリーを映像で表現するものごっつマニアックな番組とか!

まさに深夜番組百花繚乱。とりあえずエッチでバカな番組やっとけ、という場だった深夜が、クリエイターに冒険させる場として機能していた時代でした。まあ、バブル期で深夜にもガンガン番組をやる余裕があった、ということもあるのですけれど。

バブルよもう一度、なんてことはまったく思わないのですけれど、自由な発想で様々な文化が生まれるには、お金の余裕がやはり必要なのでしょうね。ちょうど江戸の元禄期がそうであったように、後の世から見れば、浮かれ騒ぎの時期であったとしても、その中に花開くものはあったのでしょう。

願わくば、あのような狂った余裕でない、本当の余裕の中で、面白いものがじっくりと生まれてくる世の中にしたいものです。
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2007年02月06日

あるある問題の後ろにあるもの

今日はちょっと真面目なお話を。

「あるある大辞典II」のデータ捏造問題が、まだまだ話題を集めていますね。おそらく他の健康・美容番組でも多かれ少なかれ、このようなことは行われていたのではないかと思います。

だいたいが「何かを短期間食べるだけで」⇒「やせる」「肌がきれいになる」「老化が止まる」などといううまい話がそうあるはずもありません。あるある大辞典のデータに関して言えば、捏造していないものについても、被験者数が3人とか5人とかで少なすぎます。

それにプラセボ効果も考えなくては。プラセボとは偽の薬のこと。何の効き目もない薬でも暗示を与えられれば効き目が現れる、という現象です。

「あなたはやせるはずだ!」という情報を与えられて1週間も過ごせば、「普段どおりの生活」と言ったって必ず無意識のうちに間食を避けたり、少し余計に身体を動かしたり、おなかに力を入れてたりするもの。そうすれば1キロくらいは一時的に体重が減してもおかしくはないんですよね。

まあ、そんな自然科学的なことは、いまさら私が言ったりすると、自然科学系の人に「当たり前だろ」と鼻で笑われてしまいますね。

じゃあ、ゴンザが専攻していた情報社会学の側面からすると、この問題は結局のところ「情報の大量生産・大量消費」の問題なのだろうな、と思います。

「大量生産・大量消費」というと「モノ」の問題がまず浮かび上がります。資本主義の競争の中で、大量にモノをつくり、大量に消費させ、そしてコストをさげるために無理をする。その無理が品質に影響し、三菱自動車や耐震偽装、雪印乳業・不二家のような事件となって現れます。

この「モノ」の生産・消費のひずみの問題が、「情報」にも現れたのが「あるある大辞典問題」なんですね。美容・健康・ダイエットという魅力的な情報の「消費」をみんなが求める。制作会社は週1回という短いサイクルでその「生産」を求められる。しかし、思ったような魅力的な情報が揃わない。

そうなると、品質を落としたものを提供するしかなくなる。品質を落とした「情報」とはつまり、取材が足りないもの、深く調べていないもの、検証をしっかりしていないもの、構成を練っていないもの。エスカレートすれば、結論ありきの我田引水・牽強付会ともいえる強引なものとなり、虚偽の捏造情報となるわけです。

かつてのNHKの看板番組「プロジェクトX」がきれいな終わり方ができなかったことも、根っこにはこの情報の大量生産・消費の問題があるといえるでしょう。「いい話」「泣ける話」すらも大量生産が求められる。しかも短期間・低コストで。そのひずみが「事実と異なる」という批判を浴びての幕引きにつながってしまったといえます。

お笑いの世界にも、この問題があります。エンタの神様。あの番組を決して悪いとはいいませんが、笑いという情報における大量生産・消費の番組と私の目には映ります。新ネタ・新ネタ・新ネタ。新人・新人・新人。

本来、漫才やコントなどのネタはいくつものステージを経て細かい点を修正しつつ練られていくものであって、週に1個作っていけるようなものではありません。それを強要されている若手芸人のネタは、だんだんと雑なものになっているように思います。

情報にも品質がある。情報を生産するに当たって、無理をすればその品質は落ちる。時にその品質の劣化は、モノの品質の劣化以上の悲劇を生む恐れすらある。

もっと面白いものを! もっと役に立つものを! もっとわくわくするものを! と求めるのも、ほどほどにせにゃいかんのだろうなあ、と古典落語なぞを聞きながらつらつらと考えるゴンザなのでありました。
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2007年02月03日

ページランクを調べてみた

先日、検索サービス・グーグルに関するNHK特集が放送されたことは、みなさんご存知でしょうか。

日本では検索サービスといえばYahoo!Janpanが1位で、その次がグーグルになるのですが、アメリカではグーグルが圧倒的なシェアを誇ります。グーグルの会社には世界屈指の頭脳が揃っていて、効率的な検索の方法、広告の手法などを中心にさまざまなプロジェクトを進めているそうです。

で、検索サービス・グーグルの強みとは何か、というと「他の検索サービスに比べて、欲しい情報が検索結果上位に現れるので使いやすい」ということにあるようです。この検索結果の並べ方というのはグーグルの最高機密。膨大なデータと規則、アルゴリズムによって並べられているらしいのですが、その中で重要なのがページランクというもの。

これはその名の通り、そのホームページのランク、つまり良いページかどうかを評価する指針であり、単純に言えばこのランクが高いほど上位に表示される仕組みになっているそうです。

ランクづけの大きな指標となるのは、被リンク。つまり受けているリンク。

たくさんのページからリンクが貼られているページは、重要な情報がたくさんあるページと解釈されランクが上がります。また、ランクの高いページからのリンクは、ランクの低いページからのリンクよりもポイントアップとなるそうです。

ちなみにトラックバックによる被リンクは、このランク付けからは無視されるそうですので、スパムトラックバックにはランク上げの効果はありません。

で、このグーグル・ページランクは非公開のものではなく、ツールやページのサービスによって簡単に分かります。
例えばこことかで。

ページランクは0が一番低くて、10が一番高いようです。
ほぼ休眠状態にあるこの「ゴンザの園」のページランクは2007年2月現在で2。へえ。思ったより高いじゃないですか。個人ブログで2あればけっこうなもんだ。

もうひとつゴンザが管理人をつとめる「TNC静岡ジモティーズ」のページランクは4でした。うんうん。注力している甲斐があるってもんだ。

このページランク、なかなか上がるもんではなくて、有名面白サイト・デイリーポータルZ6、化け物サイトYahoo!Japanですら8であることをみれば、2だの4だのというのも、さほど悪いランクではないことがお分かりいただけるかと思います。

まー、ちょっとした通信簿気分で、ときどきチェックしながらブログの更新、がんばってみようかなっと。
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2007年01月31日

やばい……1月も終わりだ

もー今日で1月が終わりだということに気づいて慌てているゴンザです。

早いなあ……このブログも休眠状態になってしまっているものの、さすがにサボりすぎである、ということに反省してます。やっぱり私の能力では2つのブログのかけもちオーナーになるのは無理があるようで。さらには仕事でもうひとつブログを立ち上げる企画があったり、本業でやってるメールマガジンの発行数を増やすたくらみを某課長が企てていたりで、

「もーむりじゃー! キャパ超えてるって!」

と叫びだしたい今日この頃です。

そんな愚痴を言う前に、ご挨拶せねばならないことがありました。

あけましておめでとうございます。(←かなりのアホ)

毎年飾っていた木版画年賀状をまだ掲示していなかったことに気づきました。もう1個のほうのブログでは元日にアップしていたんですけど、やっぱりこっちにも出しときまっす。

2007年年賀状

たしか5版6色刷り。モチーフは静岡県長泉町にある「クレマチスホワイトガーデン」のテッセンの一種。左下の文字は天才デザイナー芹沢けい介氏の図案による「春」の字です。

芹沢氏のデザインは今見てもかっこいい。エスニックな感じがたまらない。興味のある方は静岡市にある、氏の美術館を訪れてみてください。登呂遺跡のすぐ近くですよ!

それではナマケモノ・ゴンザを2007年もよろしう。
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2006年10月29日

履修漏れのお話。

高校での「履修漏れ」の話が話題になっています。
⇒ アサヒ・ドット・コム 特集『履修不足

国が定めた「これこれこういう授業を何時間受けさせて、何単位取らすべし」という「学習指導要領」を、学校側が大学受験のために無視していた、そしてそれを生徒側は知らなかったということですね。

そして、厳密にやってしまえば、このままでは生徒たちは卒業できないと。いきなりこの時期に3年生に「単位足りないから受験に関係ない教科の補習、70時間受けろ」とかはきついっすねえ。

絶対にない話ですが、もしこれが「卒業生にもさかのぼって適用」とかになったらすごい。現在第一線で活躍している人が、軒並み高校中退扱い。大学卒業も取り消し。そしていまさら高校で補習。ものすごい長期の同窓会状態。

ところで、もし「さかのぼって適用」になったとしても、ゴンザは絶対に大丈夫です。というのも履修漏れなんかありえないカリキュラムの高校だったから。

川崎市の県立高校随一の進学校でありながら、まったく進学校らしくなく、生徒の8割が1浪するといういわゆる「4年制高校」。異常に学校行事が多く、体育祭・文化祭・マラソン大会・競歩大会・合唱コンクール・陸上競技会などはもちろん、クラス対抗球技大会も年に2回。もちろん遠足やら社会科見学やら修学旅行もばっちりあります。月1回はイベントがありましたね。

受験対策には、まったくチカラが入っていません。生徒が自主的にやるにまかせる。先生に受験勉強を強制されたことなんか一度もありませんでした。予備校中心に通って、学校ではほとんど見かけずに東大にストレートで入ったレアキャラもいました。

そして問題のカリキュラム。社会・理科は有無を言わさず全部必修でした。社会は「現代社会I」「地理」「日本史」「世界史」「倫理・政経」。理科は「理科I」「生物」「化学」「物理」「地学」。選択の余地はありません。絶対に全て履修です。例外なし。

そしてすごいのが、3年生になってから必修の社会・理科が「倫理・政経」と「地学」というマイナー教科なこと。

ゴンザは受験用に勉強する科目と、3年の必修科目が違うのはめんどくさいなあ、と思ったので、逆に受験選択を「倫理・政経」と「地学」にするという、普通はありえない大胆な手段にでました。

どっちか一方だけはありえても、どっちもがこの超マイナー教科という受験生は、ほとんどいなかっただろうなあ……。この一事からも、ゴンザの基本思想が合理的ながらも、根本的にあまのじゃくであることが見て取れます。

でも社会の「倫理・政経」はオススメですよ? だって他の教科に比べて覚えることが1/3くらいで済むし、選択者が少ない分レベルが上がりにくいので、問題のレベルも低めですから。ただし、受験できる学校が限られる、という弱点がありますが。

それにしても、全国の履修漏れ学校の方針もなあ……なんというか「大学受験のみに必死」な感じでみっともないなあ……。

前述のような変わった学校を卒業した身からすると、かならずしも日本の高校の「詰めこみ教育」って悪いとは思えないんですよね。入れれば入れるだけ入る時期に、考え方や思想ではなく知識を詰めこむ。その知識は大学生や社会人になってものを考えるようになってから「ああ、あれはそういうことだったのか」と後付けで気づくようになる。考える材料としての知識。

知識と思考の関係なんて、そんなもんじゃないでしょうか。「ミネルヴァのふくろうは、黄昏にはばたく」というのは警句であり至言。いろんな意味を含んだ言葉のような気がします。なんでしたっけ、「思いて学ばざればすなわちくらく、学びて思わざればすなわち危うし」でしたっけ? あの言葉も本質は似たようなものです。

とにかくあの15〜18くらいの世代に、なんであれ多岐に渡るものに触れるのはけっして悪いことじゃない。結局のところ、今のゴンザの能力の大半は、高校生くらいまでに得たものを、だましだまし使っているようなものです。材料はそこまでのもので、ただ「使い方」が少しずつ、巧みになっているから、進歩しているように見えるだけなんじゃないか、とつねづね感じます。

ただ、ゴンザは10代くらいまでに「知識」は得たと思っていますが、「身体で、あるいは感性で」触れておくべきものに、しっかり触れてこなかった、ということを今になって激しく後悔しているクチですけどね。もっと、ちゃんと青春しとけば良かったなあ……。

というような後悔をお持ちの方にオススメ本。
恩田陸さんの『夜のピクニック』。
今すでに映画にもなっていますね。ゴンザは映画は観てませんが。

この本、とにかく展開が地味。80キロにも及ぼうという道のりを、一昼夜かけてひたすら歩く「歩行祭」なる学校行事が、ただ延々と描かれます。言ってしまえばそれだけの本です。情景描写は少なく、ほぼ全編心理描写。特別な事件は、なにも起りません。殺人や行方不明もなければ、生徒の幽霊もでてきません。こんな起伏のない、ビジュアル的魅力に薄い話、いったいどうやって映画にしたんだか……?

でもさすがに、「ハズレの少ない賞」と言われる「本屋大賞」をとっただけあって、いつのまにか引きこまれるいい本です。

たぶん、自分の青春の過ごし方を「十分幸せだった」なんて思ってる人なんてほとんどいない。それは甲子園で優勝投手になった人でも、ストレートで東大に入った人でも、生徒会長を務めてモテモテだった人でもたぶんそう。そんな「不十分なイライラ」こそが本質なのかもしれない、こっぱずかしいあの時代を、ノスタルジックに思い出させてくれる作品です。

派手な展開がないと物語じゃない!という人にはむきませんが、郷愁をさそう爽やかな読後感を得たいという人は読んでみてください。

というわけで、なぜか「履修漏れ問題」が「書評」で終わってしまいました。
posted by ゴンザ at 17:00| 静岡 ????| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

普通に誕生日

ゴンザです。ちかごろは「何かないと書かない状態」になってしまってすいません。もう人が書ける文字量をオーバーしてしまっているのですよ最近。

前から愚痴っているように、お仕事の静岡地元ブログがほとんど毎日更新。これが1記事短いときでも1000字くらい。長いときでは4000字レベル。

これも本業でやっているメールマガジンが月2回発行で1号につき約5000〜7000字。臨時号もときどきアリ。

ブルックスでやっている「ゴンザの独り言」がだいたい300字〜400字で、週1回。

純粋に業務として書く文章も多く、さらには「あいつは校正がうまい」ということが周囲にばれたせいで、いろんな部署から持ち込まれる文書の修正がしばしば。

ゴンザが一ヶ月に書く文字の量を、やや少な目に計算してみます。

仕事ブログ=1,000字×25記事+アルファ=30,000字
仕事メルマガ=6,000字×2配信+アルファ=15,000字
独り言コラム=350字×4〜5=1,500字
業務文書=800字×月10配信以上=8,000字

合計:54,500字

って!おりゃあ少なく見積もっても月に50,000字以上書いてんのかい! 原稿用紙で136枚以上? わしゃライターじゃなくて、サラリーマンだぞ、しかも本業は経理系の!

ということで、こちらのブログが更新できないことを、データによって詳細に言い訳してみました。

ところで話題はまったく変わりますが、今日10月23日はゴンザの誕生日です。

はい、みんな、ありがとう。ありがとう。

祝福の声は全国から届いているよ。ありがとう。

もうひとつのブログにも書きましたが、同じ誕生日の有名人は、ナイナイのやべっちはしのえみ松井稼頭央磯山さやか、皇族の眞子様などです。みんなけっこう好きなひとたち。特に磯山さやかさんは、ゴンザの父方の田舎である茨城出身まるだしの、グラビアアイドルとは思えぬほどの垢抜けなさが好きですね。

さて、本日のバースデーですが、ごく普通に過ごします。平常心。そもそもゴンザの一族は基本テンションが低く、あまりイベントをしないのが特徴です。例を言えば、大晦日にテレビも適当に済ませて10時頃寝てしまったりするタイプです。

ということで、ゴンザは今日もフラットな状態です。

唯一違うのは、帰りにクリーニング屋に寄ることです。

このお店、じつは「誕生日にご来店の方は半額」というサービスをやっております。衣替えから数週間後のこの時期に誕生日が訪れるゴンザには、非常にありがたいこのサービス。汗のしみこんだ夏物スーツをまとめて頼んでくる予定です。すでに手元のカバンには4着のスーツがぬかりなく詰め込まれています。今着てるスーツすら、洗いに出すつもりです。

お店に行っておもむろに服をかばんからとり出し、「お願いします」とつぶやきつつ、ゴンザは会員カードを店員に手渡します。カードに誕生日情報が書き込まれているので、店員がカードをレジに通すと音が鳴ります。

ピロリロピロリロリン!

単音の、電子音ファンファーレ。

すると店員さんが唱和します。「お誕生日ですね! 半額にて承ります!

ゴンザはもそもそ言います。
「……どうもありがとうございます。
 上着は普通洗いで。ズボンは汗抜きWウォッシュでお願いします。」

どーだい? さみしいだろ、オレ?(自虐)
posted by ゴンザ at 17:16| 静岡 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

Yahooニュースに……

最近、もう一つのお仕事ブログにかまけていて、すっかりこちらのブログを更新できていないゴンザですこんにちは。この夏どーも体調がすぐれないもんですから、やらなきゃならん方のブログを優先にしておりました。夏バテと、甲状腺ホルモンバランスの崩れのダブル攻撃をくらっているような感じです。

今回は、このブログにちょっと特別なことがあったので、あわてて書き込んでいます。

日本最大のポータルサイト、Yahoo!Japanのニュース記事から、この「ゴンザの園」にリンクがあったんです。

Yahoo!Japanニュース

ありゃまあ……なんてこった。

どういうことか、経緯を説明しますと、毎日新聞のニュースサイトに<呼び名で分かる:地域編 出身地を推測できる「ばんそうこう」>という記事が掲載されたのがきっかけ。これは各地で異なる「ばんそうこう」の呼び方について調べたもので、東京女子大の篠崎晃一教授による「ばんそうこうの呼び方マップ」も載せられています。

この記事がYahoo!ニュースでも紹介されたのですが、その際、関連リンクとしてこの「ゴンザの園」の「サビオ帝国盛衰記」がリンクされたというわけです。

げ。そんなにきっちり調査したわけでもなく、だいたいのところを「たとえ話」にして書いた記事なのに、えらいとこからリンクされてもうた。以前に「ドラえもん神社」の記事を書いたときもそうでしたが、インターネットは思ってもいなかったところに波及するのでビビります。

「サビオ帝国盛衰記」を読んだ皆さん、コレ鵜呑みにしないで、話半分に聞いておいてくださいね。
posted by ゴンザ at 13:47| 静岡 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

【日記】オシムとユーゴ

ゴンザのお仕事ブログを見てらっしゃる方はご存知かもしれませんが、最近ゴンザはある本にはまりました。それは『オシムの言葉』。

サッカー日本代表の次期監督として名前が急浮上したイビツァ・オシム氏の半生とその哲学を追った本です。基本は「サッカーの本」ですが、ユーゴの戦乱を描いたドキュメンタリーであり、人の上に立つ人間とはどうあるべきかの指南書であり、プロの仕事のあり方を説いたビジネス書でもあります。

お仕事ブログの方でも熱く語ってしまいましたが、かなり面白い本です。オススメ。

オシム氏はボスニア生まれのユーゴスラビア人。というわけで、現在ユーゴのサッカーに興味が出てきているゴンザは、ふと「トリビアの泉」で取り上げられていたネタを思い出しました。

いわく
サッカーのユーゴスラビア代表は、キーパー以外全員の名前にビッチが付いていた事がある

これは1998年ワールドカップフランス大会代表の話です。
すげー。ストイコビッチとか、ビッチ好きな国だとは思ってましたが、そこまでとは。

当時は22人だったユーゴ代表選手をここに列挙してみましょう。

レコビッチ
ミルコビッチ
ミハイロビッチ
ジョロビッチ
コムリエノビッチ
ペトロビッチ
ヨカノビッチ
ユーゴビッチ
ストイコビッチ
ドルロビッチ
サビチェビッチ
ステビッチ
ブルノビッチ
スタンコビッチ
ミヤトビッチ
ミロシェビッチ
コベチェビッチ
オグニェノビッチ

サベリッチ
ジュキッチ

クラリュ
ゴビダリツァ

22人中、「ビッチ」が18人、「ッチ」が20人。
「ビッチ」率81.8%、「ッチ」率90.9%。
ものすごいことになってます。たぶん旧ユーゴ地域内では、半分以上の人にビッチがつくのではないでしょうか。

ここまでビッチがつきまくると、もはや「ビッチ」には固体識別記号としての存在価値はありません。ここは一発「デノミ」を断行し、すべての「○○ビッチ」さんから「ビッチ」を取り除いたほうがいいかもしれません。

ちなみに「ビッチ」はユーゴ地域の言葉で「息子」を表します。あるファミリーから息子が分家するとき「ストイコんとこの息子」として「ストイコビッチ」と呼ばれていった結果、このようにビッチばかりになっていったようです。

似た例が、英語のson(ソン)ですね。これもロビンの息子・ロビンソン、ピーターの息子・ピーターソンなどという形でつけられたファミリーネームらしいです。

なおこの話をすると、「畜生!」などを表すスラング英語「son of a bitch!(サノバビッチ!)」は「息子の息子で、孫?」と首をかしげる人がいますが、このビッチとユーゴのビッチはまったく無関係。英語とセルビア語なんだから、当たり前といえば当たり前です。

英語の「bitch」は「雌犬」の意味。そこから転じて「尻軽女」を表す俗語です。
つまり「son of a bitch」は「尻軽女の息子」となります。「息子」ですから、罵倒に使う場合には、男相手にしか使わないようですね。

母親を使って罵倒するということで、「お前のかーちゃん、でーべそ!」の強力版といってよいかもしれませんね。
posted by ゴンザ at 15:03| 静岡 ??| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月19日

【日記】社長、それはどうなんだろう。

この時期になると、食べ物の傷みがはやくなることで季節の移り変わりを感じてしまうゴンザですこんにちは。
昨日、作成後半分くらいしか食べてなかった「栄養たっぷりけんちん汁」が、もののみごとに酸っぱくなっていました。火を入れたし、半日ぐらい大丈夫だろうとタカをくくったのが敗因でした。

さて、そんな独り暮し・ゴンザの強い味方と言えば100円ショップです。雑貨やインスタント食品など、生活に欠かせない品が安価で手に入るすてきなお店。

最近、ゴンザの家の近くにShop99という100円ショップならぬ99円ショップが出来ました。これは「100均界の台風の目」とも言われるチェーン店で、その最大の特徴は生鮮食品を扱っていることと、24時間営業であること。100均+小型スーパー+コンビニって感じのお店で、はっきり言ってかなり便利です。

が、このお店、ひとつ気になることがあります。店内で流している歌です。

「あ、Shop99のテーマ曲? あれ耳につくんだよねー!」と思った方。残念ながら違います。

たしかにShop99には、
♪しょっ・ぷ・きゅ・きゅ・きゅっきゅきゅきゅ♪
♪しょっ・ぷ・きゅ・きゅ・きゅっきゅきゅきゅ♪
♪だーてにやすくはありません♪
♪あなたをおもってきゅっきゅきゅきゅ♪
というテーマソングがヘビーローテーションされていて、ゴンザはもうすでに完璧に歌いこなせるのですが、この歌は「気になる」というより、わりと「お気に入り」です。

気になっているのは、このテーマ曲の合間合間にかかっている歌です。ビミョーに完成度の低い歌が数種類、繰り返しかけられているのです。

一番耳につくのは、
♪いまぼくはろっぽんぎのぉ〜こうさてーんにたつ〜 ぼくがいるから〜みながある〜♪といった歌詞の歌。

ゴンザはあまり音楽に詳しくないんですが、そのゴンザが聞いてもこの歌、イマイチ。なにが悪い、と明言しにくいんですが、曲・詩・歌い手すべてがイマイチ。どれもが満足度70%程度なので、70%×70%×70%=35%になっている、みたいな。

曲:なんだか昭和の歌謡曲のような節回し。
詩:「人生の主役であると気づいた時」「存在という名の靴をはいて」とか哲学的だかなんだかわからない内容。
歌:男女多数の混声。それぞれ下手ではないが、「歌が好きな人」くらいの実力。多数ボーカルにも関わらず、ほぼ全員主旋律を歌うという、どユニゾンの世界。

この曲を、ひどい曲だとこきおろすつもりはないんですが、一方でお店でガンガン流すような出来ではない、と思うのですよ、shop99さん。

お店で聞いてるとなんか居心地が悪くなってくるのです。例えるなら、キャンプファイヤーを囲んで楽しげに歌っている一団の歌を聞かされてる感じ。あ、いいです、僕あっちに行きますから、という感じ。

他では聞いたこともないこの曲を、なぜにShop99ではパワープレイしているんだろう?と調べてみたところ、その謎を解明してしまいました。

この曲、Shop99の親会社の社長が作詞作曲プロデュースした歌なんだそうです。

あいたたたたたたた。

社長、あいたたたたたた。趣味だけにしとけばよかったのに、あいたたたたたた。

どうもこの社長、かなりイターい人のようで、自らマイクを持ってイベント会場などで歌い上げることもあるようです。

PBJ、日本で初めてUltra-Mobile PCを製品化――発表会場で一番盛り上がったのは……?

そう、この記事の一番下に出てくる歌こそが、Shop99で繰り返しかかっている曲なのです。

これを書いた記者も「かなりイタい」と思っていることがありありと出ていますが、さすがにそのまま書くわけにもいかず、
驚きのあまり絶句してしまった報道陣も少なくないだろう
と他人事のように書いてます。

これは……キツい。

音楽性うんぬんの話でなくて、社長が自作の歌を、自分の店でかけさせるという、独りよがりの経営方針が嫌だなあ……。

「社長が出たがりの会社にろくな会社はない」というのが、ゴンザの持論です。

ライブドアもそうだし、ヒューザーもそう。自己顕示欲の強い人は、パワーはあるけど自分の信じたいものを信じるタイプなので、リーダーとしては長続きしません。ホストくずれのような「ア○カコーポレーション」の社長が、最近ゴンザが「やばそうなやっちゃなー」と注目しているナンバー1です。

そして、Shop99でこの歌をかけるについて、社内の誰もツッコまなかったという組織のあり方に対し、どうなんだそれは、とゴンザはツッコみたいです。

王様の耳はロバのみみー! と言ってあげないと王様には自分の耳は見えないのです。

世の中はボケとツッコミで成り立つ。革新的に自分の信じたものを推し進める「ボケ」と、保守的な世界を守ろうとする「ツッコミ」。どっちが強すぎてもダメ。

Shop99さん、このままいくと「ボケ会社」になりかねないんで、もう少しつよーいツッコミを導入することをおすすめします。
posted by ゴンザ at 16:51| 静岡 ?J| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

【日記】いまさら怪物スプー

こっちのブログで、ひどいサボり方をしてしまっているゴンザですこんにちは。もう1個、お仕事でやってるブログの方に、現在は注力中。ゴンザのしょうもない文章を読んでくださる、という方は、そっちへもどうぞ。「Ko」というのが、ゴンザです。ただし、静岡県の地元ネタに特化したブログなので、面白いかどうかは微妙ですが。

さて、最近そのお仕事ブログでゴンザ(Ko)が書いた記事「ドラえもん神社2」というのが、ネット上のネタとしてちょっとした話題になったのですが、ほぼ時を同じくして旋風を巻き起こしたのが、「怪物スプー」。

スプーというのはNHKの老舗子供番組『おかあさんといっしょ』のキャラクターの1人。着ぐるみ人形劇「ぐ〜ちょこらんたん」に出てくる何とはいいがたい生き物です。

まずこちらのページで、スプーとはどんなキャラクターか見ておいてください。
右端の絵がスプー しっかり脳裏に焼き付けましょう。

で、このスプーには「えかきうた」があるのですが、話題を呼んだのは、その歌にあわせて「歌のおねえさん」である「しょうこおねえさん」が描いた絵の、驚くべき完成度。

これまた色々論議を呼んでいる動画共有サイト「Youtube」にて、その動画が公開されていますので、ご覧になってください。

スプーのえかきうた はいだしょうこvs今井ゆうぞう
※遅い回線を使っている方は、開始直後に「一時停止」して、動画データを溜め込んでから見るのがオススメ。

宝塚の娘役で、歌もダンスも一級品のしょうこおねえさんの、あなどれない画力。これは、NHK的に放映して大丈夫だったのでしょうか。テレビの前のお母さん方の爆笑を誘い、テレビの前のお子さん方の恐怖を誘ったのではないかと思います。2006年4月28日の放送事故のようです。

しょうこお姉さんの絵のセンスについては、すでに問題視されていたようで3年前にもかなりキてる「スプー」を描いています

そのことを踏まえて動画を見返してみると、えかきうた開始前から、ゆうぞうおにいさんと、しょうこおねえさんのやり取りの「間」がおかしいことに気づきます。しょうこおねえさんは、変なカラ元気を出してますし、ゆうぞうおにいさんは、すでに笑いをこらえつつ「だいじょうぶ? 描ける?」という空気を出しています。

絵に対する苦手意識はあるのでしょう。しょうこおねえさんは終始落ち着きがありません。絵も自信のなさをあらわして小さく、描いている最中はぎゅーっとマジックを握りしめて、必要以上に力が入ってます。描きあげたクリーチャーのデザインは、大胆極まりないものですが。

カメラさんと、スイッチャーさんの行動も微妙です。えかきうた中、映しているのはほとんどゆうぞうおにいさんの絵。最初にちょこっとしょうこおねえさんの絵が出ますが、「まずい!」と判断したのでしょう。すぐにおにいさんの絵にスイッチしています。

しかし、描きおえたら出さないわけにはいかず、最後に満を持して怪物登場。結果的には、じらした上での抜群な大オチです。まさに笑いの神の手がはたらいた奇跡と言えましょう。

ゆうぞうおにいさんの、素の笑いと、必死のリアクションがすばらしい。

「しょうこおねえさんの、上手ですねえ!」
「がんばりました」
「はい、画伯
「はい」
「はい」
「よかった、描けて
「はい」
「うん、みんなもえかきうた、やってみてね」(しめて、というおにいさんへの視線)
おにいさん、気の利いた言葉が思い浮かばず、一瞬の間の後
「バイバーイ!」
「バイバーイ!」

カット後、おにいさんからおねえさんへ、あるいはスタッフからおねえさんへ、どんな言葉がかけられたのか、大変気になるところです。

何度か見てみる場合は、前をうろちょろしているクロヤギとシロヤギのリアクションにも注目してみましょう。しょうこおねえさんの絵をみて驚愕している姿に、人形つかいのアドリブの真髄を感じることができます。

NHK教育では、このえかきうたシリーズを続けていくのでしょうか。NHKの放送コード上、アリと判断されるのでしょうか。

もし、続けるとしたら、たぶん視聴率はむやみに上がるでしょう。中でもタイマー録画をする「ビデオ視聴率」がグンと上昇するに違いありません。

現在、芸能界の絵の巨匠といえば、ダウンタウンの浜田画伯、スマップの草なぎ画伯が両巨頭で、その後ろを東幹久絵師が追っている、というのが共通認識ですが、ここへきて超新星の誕生です。

ぜひともしょうこおねえさんには、これら巨匠たちとの対決をしていただきたいと思います。

[追記]
ネットサーフィンをしていたら、しょうこおねえさんのインタビュー記事を発見しました。
⇒ 読売新聞「すてき私流」はいだしょうこさんインタビュー毎月うれしい“宝物”
そしていつも真っ先にすることがある。じっくりと歌詞を読み込むのだ。メロディーにはのせず、ことばを目で追う。口に出してみる。そのうち、頭の中に情景が描き出される――。ある歌では色とりどりの花が咲き、また別の歌では子どもたちと動物が元気に跳びはねる。
たいへんいいお言葉なのですが、あの絵を見てしまった後だと、実際頭の中にどんな情景が描き出されているのか、不安になります。色とりどりの花、子供たちと動物……描いてほしい。
歌が苦手なお母さんたちにメッセージをお願いした。
「子どもは、お母さんが楽しそうにしている姿が大好きです。だから、歌が下手だからとか、上手にうたわなければとか考えて、尻込みしてしまうのではなく、思い切り楽しんでください。歌は心でうたうものです。あ、ちょっとこれ名言!」

そうか……私が間違っていました。結局こういうことです。
が苦手なお母さんたちにメッセージをお願いした。
「子どもは、お母さんが楽しそうにしている姿が大好きです。だから、絵が下手だからとか、上手に描かなければとか考えて、尻込みしてしまうのではなく、思い切り楽しんでください。絵は心で描くものです。あ、ちょっとこれ名言!」
心で描くっつったって、あの心は外に出さんほうがいいだろ、などと言ってはいけません。下手だって、苦手だって、その時を楽しむのが一番。自分が楽しむだけでなく、私たちをこんなにも楽しませてくれる、天性のエンターテイナー・しょうこおねえさんに拍手です。
posted by ゴンザ at 09:04| 静岡 ?J| Comment(4) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

【日記】ひなまつりまつり

ふと、このブログのアクセス数などを見てみたら、記事を書いていない3月3日頃に、いきなり普段の倍近い人がご来訪下さっていました。なんだ? どっか掲示板かなんかで話題にでもなったか? とアクセスログを分析してみて、理由が判明しました。

ほとんどが、画像検索でいらした方。そしてその画像は……1年前にゴンザがこのブログにアップした、ひな祭りの絵でした。

記事はこれ⇒ 燃えるひな祭り

そして、その続報記事がこれ⇒ 燃えるひな祭り よくある質問

……季節モノの人気記事になっとったか。「ひな祭り」をキーワードにgoogle画像検索すると、アホなことにものすごい上位に現れたりします。そりゃー目立つわ。オーソドックスなひな祭り画像の中に、こんなんが1枚混じってたら。ふつうにひな祭りの画像探してた人も、ちょっとクリックしてみようかって気にもなるわ。

謎が解けてすっきりしました。

この画像を気に入ってくれたみなさん。今年の旧暦のひな祭りには、ぜひこのたくましいお雛様をデスクトップに飾って、桃の節句をお祝いしてください。
posted by ゴンザ at 18:32| 静岡 ?J| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月12日

【日記】右脳派? 左脳派?

最近は人間の性格、思考、行動などを「脳の働き」から考えるのが流行りのようです。ベストセラー『バカの壁』もそうですし、右脳型・左脳型などの分け方もそう。

で、さっきテレビで『99サイズ』を見ていたら、こんな質問が。
「腕組みしたとき、どっちの腕が上になる?」
さっそく組んでみました。ゴンザの場合は左が上。
「左が上にくると右脳型人間、直感的な考え方。右が上にくると左脳型人間、理論的に考えるタイプやねんて。」

……ほんとか?

その法則からすると、ゴンザは右脳型人間になります。しかし、ゴンザは自他ともに認める理屈の人。直感で行動したりすることなどほとんどなく、ガチガチに論理的に動くやつです。得意分野も、言語・観察と分析・パズルなどで、弱点はデザイン・音楽・空間認識。

完全に左脳系が得意で、右脳系が苦手じゃないですか。こーゆーやつを、バリバリ左脳型人間と呼ぶのではないかと。

会社の人が朝礼のスピーチで言っていたのですが、この「利き脳」を診断する装置があるのだそうです。その名も「ヒューマンセンサー」。予約して検査みたいなのをすると、自分がどんな脳の持ち主か、診断・分析してその結果を教えてくれるようです。

なんでも、大企業の人事政策でこの診断を取り入れているところもあるとか。たとえばソニーのアイボを作ったチームは、この診断で「ゼロからモノを創造する能力」がある人を集めた集団だった、という話です。

むむむむむ! やってみたいなあ! でも、21,000円もかかるのかあ! 高いなあ! 大枚はたいたあげくに「ふつうです。特筆すべきことはありません」みたいな結果が出たらヘコむなあ!

お金に多少の余裕がある今のうちにやってみようか、とちょっと画策しています。
posted by ゴンザ at 01:45| 静岡 ?J| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月10日

【日記】行ったぞ!表参道ヒルズ

ゴンザです。そろそろ忙しさもピークアウトしましたので、ブログリハビリがてら、日記をば。

行ってきましたよ、話題の「表参道ヒルズ!」そらもうおしゃれで流行に敏感なゴンザとしては、この新しいスポットははずせないですから!
オープンは明日ですけど!

てなわけで、通っている病院が表参道ヒルズの隣だったもので、今日その前を通ってきましただよ。
表参道側から

これは表参道駅側からのショット。「ヒルズ」なんて聞くと「六本木ヒルズ」が思い浮かぶので、でーんと嫌味なくらいでっかくて豪華なイメージがあるんですが、こちらは思ったよりずいぶんと小さくてすっきりしてます。

通りから

それもそのはず、メインは地下。たしか地上3階地下5階、だったかな? コンセプトとして「景観を壊さない」というのがあるそうで、確かに感じのいい外観です。

正面入り口

オープンを明日に控えているにしては、あわただしい様子も無く、警備員さんが気の早い見物人が入らないようにしているだけで、静かないつもの表参道でした。

原宿側から

でも、明日はとんでもないことになるんだろうなあ……。そして、小心者で根っからの貧乏性のゴンザは、できた後も「中はどんなかなあ……?」と思いつつ、しばらくは通り過ぎるだけになるんだろうなあ……。
posted by ゴンザ at 20:50| 静岡 ????| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月17日

【日記】もー限界。

ゴブサタしてしまっておりますゴンザです。現在本業がいっぱいっぱい。これを書いているのも会社からです。

ゴンザの本業は某会社の本社管理部門における「業績管理」でして、これはまあ、どんなふうにお金をもうけているかとか、どんなふうにお金をつかっているかを分析する役割です。で、この部署の大きな仕事の一つが、「予算の作成」。1月〜3月の第4四半期は、ゴンザはこの「予算作成」に追われています。

中でも一番忙しいのがこの1月半ば〜下旬。先週末もフルに休日出勤して、今週末も休めるかどうかあやしい。18日連続出社などという不本意な記録を作りそうな予感大です。

そんなわけで、このブログにも1月中はほとんど書き込みは無いことでしょう(泣)。

そうそう、詳しいご報告が遅れましたが、ゴンザの3人目の姪が先月無事誕生して、すくすく育っております。誕生日は12月8日。呼び名は「ふゆちゃん」。姉の3人の子供は全て女の子で、上からなっちゃん、あきちゃん、ふゆちゃんとなります。もちろん夏・秋・冬の意味です。奇しくも7月・11月・12月と季節を分けて生まれた3シーズンシスターズなわけです。

当然のことながら、「もひとり、はるちゃんを産め」という意見は、ぼっこぼこ周囲からでているわけですが……むりだろうなあ……3人で手一杯らしいです。実家が近けりゃ親(じじばば)のヘルプも期待できるけれど、東京・神奈川と福岡ではどうにも。

ふゆちゃんは、生後1週間で数十グラムしか体重が増えなくて心配されておりましたが、現在は小柄ではあるものの順調に大きくなっています。夜寝てくれるので、姉も助かっているそうです。

とりあえずは、よかったよかった。
posted by ゴンザ at 20:47| 静岡 ????| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月01日

【日記】謹賀新年

あけましておめでとうございます。

ブログをやっているみなさんは、この元旦似たようなご挨拶をすると思うので、前置きはさくっと削除して本題にいきましょう。今年のゴンザの年賀状の公開です。

葛飾北斎「百合」

2006年のモチーフは、葛飾北斎の「百合」。2005年の秋に上野・国立博物館で開かれた「北斎展」に感銘を受けまして、そこで買ってきた絵葉書の図案をパチりました。本当の北斎の絵よりは、線を太くして切り絵調にし、また年賀状なのですこし色合いを華やかにしてあります。

手法は木版画の、4版5色刷り。最近のゴンザは、4版ないし5版の多色刷り木版画を20枚の試し刷り+60枚のハガキ本刷りをし、さらにその80枚の中からわりといいのを1枚選んでスキャナで取り込み、70枚くらいをプリンタ印刷する、というテクニックを使っています。

昔は200枚くらいすべて手刷りしていたのですが、これが4日くらいかかる重労働。なにしろ5版使ったら200×5で1000工程にも及ぶのですから、やってられません。パソコン・スキャナ・プリンタという文明の利器を取り入れたおかげで、最近は原画作りや転写用の反転作業、ミスの修正などもずいぶん楽になり、「刷り」だけなら2日で済むようになりました。

木版画というアナログとパソコンというデジタル。意外とベスト・マッチングな組み合わせなのであります。

みなさまも2007年はチャレンジしてみてはいかがでしゃう?
posted by ゴンザ at 08:00| 静岡 ????| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月29日

【日記】映画『THE 有頂天ホテル』試写会

先日、テレビで三谷幸喜監督の新しい映画『THE有頂天ホテル』の紹介をやっていて、
(ああ……見てみたいなあ)と思っていたところ、試写会の案内が番組の最後に流れました。もちろん抽選で○○名をご招待、というものだったので、当たらないだろうなあ、と思いつつもとりあえず応募。

すると、クリスマスイブになんと招待状がどといたではありませんか。らっきー。『有頂天ホテル』試写会招待状

というわけで12月26日(月)、静岡東宝会館に出向いてきました。結論から申し上げて、観て「損した!」ということにはならない映画です。オススメ。

三谷監督らしいシチュエーション・コメディ。大晦日カウントダウンパーティ直前のホテルを舞台にした、様々な事情を抱えたたくさんの人物たちによる、笑いのスクランブル交差点、という感じの映画です。主な登場人物だけで20名以上、そのキャラクターたちがホテルのあちこちですれ違いながらドラマが構築されていきます。

大量のキャラクターを出しすぎたせいで、やや散漫になった印象はありますが、テンポの良い笑える展開から、最後にはすこしほろりとさせるあたり、さすがの三谷ワールド炸裂といったところです。あまり難しいことを考えず、あはははーと新年から笑いたい人に観ていただきたいですね。

さて、この試写会を観に行った後、風邪を引いてしまいました。原因はたぶん、映画館の空調。

「寒かったの?」

いいえ、逆です。もんのすごい暑かったのです。そもそもがんがんに暖房してあったんですが、ゴンザが腰をすえたのは2階席。暖気は上に上ってくるので、その一角は異常な熱気に包まれてしまうんですね。

ワイシャツの第二ボタンまではずし、Lサイズのジュースを片手に、クリアケースで顔を扇ぎながら2時間を過ごしてしまいました。夏の甲子園観戦か。

そこから一気に寒い師走の町に出たせいで、身体のバランスが崩れてしまったようです。しょうがない。風邪を何とか治してから帰省するか、とヘコんだ年末を迎えております。

とりあえず、このブログの更新は今日が最後と思われます。
みなさま、良いお年をー。
posted by ゴンザ at 17:13| 静岡 ????| Comment(3) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月05日

【日記】予定日のはず。

ここ数日、このブログのアクセス数が妙に伸びております。ナンダナンダ。ナニガオキタ?と思って調べてみたところ、以前に書いた「川崎市民の常識」というネタへのアクセスであることが判明しました。この記事だけで1日4桁のアクセスて。あまりそういうのに詳しくないんですが、けっこう大きな「ネタ紹介系」のサイトで取り上げられたらしいです。

わあ。「面白い」っていうことで紹介されたのはうれしいけど、このネタ、川崎市民以外には、全く面白くないよ? 川崎を良く知る人ならば、いくつかの項目だけはツボにはまるかもしれない、というかなりのピンポイントネタだよ? 間違って見に来た人、本当にごめんなさいね。

それはともかく、今日12月5日は、予定日です。

なんの? ゴンザのおそらくは3人目の姪の誕生です。姉が今、北九州でお産を控えているんですね。現在ゴンザの母が、北九州までその手伝いに出向いております。

出向いておるのですが……あんののん気な鉄砲玉、まったく連絡よこしゃしねえ。なんのために行ってんだ。こっちが気ぃ遣ってむやみに電話とかしないようにしてるってえのに、行ったっきり梨のつぶてだ。たぶん家事をこなして、孫と遊んで、疲れて寝てって生活をしてやがんだろうけど、こっちも心配してんだ、電話のひとつくらいしたってよかりそうなもんじゃねえか。ぶつぶつ。

というわけで、ちょっとハラハラしながら現在仕事をしております。

3人目の「姪」と書きましたように、たぶんまた女の子。義兄はすごく男の子が欲しいようなんですが、どうもエコー検査などではナニがついていないようで。それにゴンザの一族は、もともと女系の一族で男が生まれる確率が25%を下回るんですねー。お義兄さんもかわいそうに。

とにかく無事に、健康に生まれてくれますように。
posted by ゴンザ at 11:07| 静岡 ????| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする