2010年12月23日

最近、かすかな追い風

どうも、年賀状作りの目処が立って、今コーヒー飲んで一服中のゴンザですこんにちは。

今日は「ゴンザの独り言」のネタとして載せた話をします。

私ゴンザが愛してやまない姪たちの、一番下のがずーっと「ディズニーランドに行きたい」と言っておりました。なので「春休み頃に行こうね」という話を姉や母がしておりました。

その姪が、12月に誕生日を迎えました。私は誕生日おめでとうのメールを送ったあと、たまたまその日の夜に開催された会社の忘年会に出席しました。忘年会では後輩たちが頑張ってくれて、いろいろな企画があり、フィナーレはビンゴ大会でした。

序盤、なかなか数が揃わず、こりゃダメかなと思っていたら一気にシートに穴が空き、8人目くらいのビンゴ成立者として名乗りを上げました。そして、クジをひいたら当たりました。

なんと「ディズニーリゾートのワンデイパスポート」です!

すごい! 偶然って、あるものだなあ!


と思ったのですが、落とし穴がありました。

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2010年12月02日

【ゴン独EX】ボツネタ公開

私ゴンザは、メールマガジンの一コラムを書いていますが、時々そのコラムの原稿でNGが出ることがあります。理由は、気を悪くする読者がいる/薬事法にひっかかる/社会的に危険/自社商品以外のPRになってしまうなどなど。

これらの禁止事項を避けて、それなりに記事を面白くするのは、実は非常に難しいです。一番大変なのは「気を悪くする読者」ゼロの記事を書くこと。ユーモアというのは、差別表現と隣り合わせみたいなところがあるからです。

例えばバスで前の席に乗ってたおじさんの頭がまあるいお月様のように見えた、と書いたら「はげていることを気にしている人もいるんだ!」と激烈なお叱りを受けたことがありますし、「ヘルスィーですね」と書いたら「私は英語を教えているのだが、カタカナならヘルシーの方が発音としては近いんだ。日本人は英語の発音が下手なだけで、世界でバカにされていて悔しい」とものすごく粘られたこともあります。

どこに地雷が埋まっているかわからない。暗中模索です。

で、今週出した原稿に編集部からNGが出されました。せっかく書いたのにもったいないので、ここで公開します。
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2010年06月18日

【ゴン独EX】ボツネタ+アルファ

前に、「ゴンザの独り言」の原稿として出したらNGになったネタをこちらのブログに載せたことがありました。

どんな状況だ

この時は「ラブホテル」がNGワード。

またちょっと面白いネタを仕入れたのですが、これもNGになりそうなワードが入ってしまいますので、提出する前に自分でボツにしてしまいました。

従姉から聞いた、ある一家のお話です。

タイトル:そこで言うか
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2010年03月18日

【ゴンザの独り言EX】どんな状況だ

ゴンザは知ってる方は知ってる通り、珈琲通販の大手「ブルックス」のメールマガジンにてミニコラムを担当しております。毎週1本、35文字×10〜11行ですから、400文字弱の日常の話をつづってきて、早いもので8年くらいが経ちます。
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2006年10月26日

【ゴンザの独り言EX】ボツネタ・火事

最近書いた「ゴンザの独り言」用の原稿でボツにしたネタがありました。このまま、未公開にするともったいないオバケがでそうなので、このブログに掲載することにいたします。


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∇∇ 新ゴンザの独り言 ∇∇

近所の某スーパーから買い物をして出てきたら、家が燃えていました。
通り向かいにある家のベランダが、ごうごうと音を立てて。

なんだあ!と慌てつつ、近くの公衆電話から119の緊急通報。

「(プルルル)はいこんばんは。火事ですか。病気やケガなどですか」
「えーと、ああ、か、火事です。家が燃えてます」
「そうですか。燃えているお宅の住所はわかりますか?」
「えー、住所は分かりませんが、○○の△△店の向かいです」
「ああ、そこでしたら、すでに通報を受けまして、じき到着いたします」
「あ、やっぱそうでしたか。ご迷惑をおかけしました」
「いえいえ。わざわざご連絡頂きまして、ありがとうございます」

プロってやっぱり落ち着いているんだなー、と思ったヒトコマでした。

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というわけで、火事に直面しました。しかも昨日も同じスーパーの駐車場で車上火災があったようで……ぶっそうなもんですわ。

この記事がボツになったのは、火事とか台風とか災害をネタにすると「被害者の気持ちをかんがえなさい!」というお叱りをしばしば受けるからなんですね。たしかにそうだ。

ちなみに、ゴンザはこういうとき「誰かが通報するだろ」とは思わずに、自分で一応電話をかけるタイプです。

イヤなんですよね、「だれかがやるだろ」ってほっとくの。
ほっといてオオゴトになるよりは、通報して「通報済」っていわれるほうが100倍いいでしょう。

電車の中で空き缶がコロコロ転がってるのを、「誰かが拾うだろ」とみんなが見ていたり、誰もが「まぶしいなあ。暑いなあ。」と思いつつ窓のブラインドをおろさずになんとなく我慢してるのもイライラします。

というわけで、とっととそういうとき拾いに行くし、自ら立って閉めにいきます。

ただし、怖いお兄さんに注意しに行くのはでけまへんが。


そういえば、救急車も前にも1度呼んだことがあります。これは前にも書いたかな? 母が午前5時頃に胸が苦しい、といい始めたものですから。
父親はあの世代に多い「ご近所にみっともない」感覚からか、呼ぶのを渋っていたのですが、「笑い話ですみゃあ、それでいいだろう」と。

救急車が病院につくころには苦しみもどうきもすっかり収まって、ホントに笑い話になっちゃったんですけどね。

救急・消防の電話を受けてくれる人には、相手を落ち着かせるマニュアルがあるようです。
・こんばんは、などの日常的な挨拶を低いトーンでしてくる。
・火事なのか、救急(病気/ケガなのか)を聞いてくる。
・こちら(通報者)の名前を聞いてくる。
・向かうべき場所を聞いてくる。
・救急なら患者の名前と性別・年齢を聞いてくる。
・患者の症状を聞き、必要なら処置を指示してくる。
・既往症(持病と今までにした病気)を聞いてくる。
こんな感じでしょうか。

相手の方、とてもゆっくりしゃべります。こっちがイライラするくらいに。こちらを落ち着かせるためと、意味をしっかり伝えるためなんでしょうね。

あの職種には低めの聞き取りやすい声質などの適性があるはずです。
桂小枝みたいな声のが出たら、まずいですから。

ちなみに昔、「緊急用の電話番号が119や110なのは、電話がダイヤル式だったころ、9や0はダイヤルがコロコロコロと戻るのに時間がかかったから。その戻る時間で、通報者をおちつかせるため」というウンチクがありましたが、あれは全くのガセだそうです。結論から言えば、「たまたたあいてた番号」らしいですよ。

それではー。

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posted by ゴンザ at 12:03 | 静岡 ☔ | Comment(2) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

【ゴンザの独り言EX】ゴンザと靴とサンダルと(第3回・最終回)

第1回へ← 第2回へ←

翌週の月曜日に、ゴンザは定食屋にサンダルを返しに行った。
サンダルは先日のシンデレラな夜から一転し、哀れにもジャスコの半透明ビニール袋に無造作につっこまれている。

「これ、ありがとうございました」
イマイチ釈然としないお礼を述べてサンダルを返すゴンザに、店員のおばちゃんは
「すいません。まだ連絡は何も……」
と、哀れみをたたえた視線を向けた。

もういい。あの靴のことはあきらめよう。
もう返っては来ないんだ。

そう考えてうなだれていたゴンザの携帯に、定食屋から連絡があったのは、翌日の火曜日だった。
靴を間違えた人が、返しに来たというのである。

これはこれで微妙な状況だ。
拉致されてからあしかけ5日。
あの子はもう以前のあの子ではないかもしれない。

何らかの洗脳を受けていたらどうしよう。
たちの悪い水虫菌的な。
ファブリーズをイヤってほどかけた後、しばらく天日干しにしてから社会復帰させようか。

そんなひそやかな悩みを抱えつつ、ゴンザは水曜日に定食屋へ出向いた。

ゴンザの顔をすっかり覚えた店員のおばちゃんが、笑顔で走り寄ってきた。
「昨日、間違えた方が持ってらしたんですよ。」
「そうらしいですね。」
「えーと、ああ、これ、こちらです。」
おばちゃんは手柄顔で、レジ裏から取り出した紙袋を広げて見せた。

「ああどうも……あ?」
「?」
「…………」

袋をのぞきこんだゴンザは、自分の眼を疑った。
受け取ろうとして伸ばした手が凍りついた。
いったいどういうことなんだ、これは。

早く受け取れ、とばかりに袋をつき出すおばちゃんに、ゴンザは声を絞り出した。

「あの……これじゃないです。」
「は?」
「これ、違います。僕のじゃないです。」
「はあ?」

袋に入っていた靴は、見たことのないシロモノだった。
たしかにこの前残っていた靴とは、違う靴になっている。
しかし、この靴もまたゴンザのものではなかったのである。

「この靴じゃ、ないんですか? ほんとに?」
おばちゃんは良く見ろとばかりに袋の口を広げる。

何度見せられても、こんな靴は知らんのだ。

むしろこの前の靴のほうが、似ていたかもしれない。
ウォーキングタイプだった私の靴が、段階を経てビジネスシューズ寄りに変化している。
ちょっと見ない間に、えらい変りようだ。

「違います。これじゃないです。」
ゴンザはきっぱりと否定した。

「…………」
いや、そんな眼で見られても。

おばちゃんは納得のいかない顔で言う。
「これ持ってらした方は、残っていた靴見て、ああこれこれ、って持って帰ったんですけど。」

なんだその「わがまま言うなお前もこれにしとけ」的な言い草は。
違うものは違うのだ。
こんな子はうちの子じゃないのだ。

「これを持ってこられた方の連絡先は聞いてないんですよねえ…
 こんなことになると思わなかったし…」
「…………」

ランチタイムで混み合う定食屋の店内。
ゴンザとおばちゃんは途方にくれた。

  ◇

とりあえず様子を見る、進展があったら連絡をもらう、ということで再び話をつけ、お昼を食べることにした。
座敷にあがって、改めて考える。

結局のところ何も進展していない。
むしろ悪化している。
見覚えのない靴が、さらに見覚えのない靴に入れ替わっているのだ。
いったいどういうことなのだろう。

気になったのは店員が漏らした
「この靴は、間違えた本人ではなくて奥さんが返しに来た」
という情報だ。

となると、「これ、返しといてくれ」とダンナに頼まれた奥さんが、さらにそこでも間違えて、ダンナの他の靴を持って交換に来たというケースが考えられる。

間違えて靴を履いていった人物を「男A」とし、その靴を「靴A」とする。
[男A:靴A]
[ゴンザ:ゴンザの靴]
[定食屋:サンダル]
 ↓
男A、ゴンザの靴を履いていく。
ゴンザ、やむなくサンダル。
[男A:ゴンザの靴]
[定食屋:靴A]
[ゴンザ:サンダル]
 ↓
男A、間違いに気づき靴の返却を妻に依頼。
妻、誤って男Aの他の靴「靴A´」を持っていき、「靴A」と交換。
[男A:ゴンザの靴+靴A]
[定食屋:靴A´]
[ゴンザ:無駄におニューの靴]

このケースでは、ゴンザの靴は男Aとその妻の家にあることになる。
夫婦でなにしてくれてるんだ。
事態をむやみに複雑化させないでくれ。


もう一つ考えられるのが第三の男説。
実は靴を間違えられたのはゴンザだけでないという可能性だ。
「男B」とその靴「靴B」を加えて考えてみよう。

[男A:靴A]
[男B:靴B]
[ゴンザ:ゴンザの靴]
[定食屋:サンダル]
 ↓
男A、間違えて靴Bを履いていく。
[男A:靴B]
[男B:靴A]
[ゴンザ:ゴンザの靴]
[定食屋:サンダル]
 ↓
男B、自分の靴がなかったので、確信犯的にゴンザの靴を履いていく。
ゴンザ、サンダル男と化す。
[男A:靴B]
[男B:ゴンザの靴]
[ゴンザ:サンダル]
[定食屋:靴A]

このケースでは男A・男B・ゴンザ・定食屋の四者は、お互いのはきものを1つずつずらしたことになる。

なんだこれは。クリスマス会のプレゼント交換か。

そして火曜日の時点では、

男A、間違いに気づき定食屋に返却・交換。
[男A:靴A]
[男B:ゴンザの靴]
[定食屋:靴B]
[ゴンザ:不本意におニューの靴]

すべての元凶である男Aの元に靴Aは戻っているが、ゴンザの靴は、確信犯的な男Bの元に拉致されているわけだ。
こうなるともう、靴が返却されてくる可能性はゼロに近い。

だめだ。あの子はもう帰ってこないよ、母さん。
最初からいなかったと思って、あきらめよう。
ほら、僕らにはこの子がいるじゃないか。
この子と一緒に、新しい生活を始めるんだ。

そうは言いつつも、未練の残るゴンザは定食屋に行くたびに店員に目顔で「靴は……?」と尋ねる。
すると店員のおばちゃんは「残念だ」というように、首を振る。
そしてゴンザは肩を落とし、さびしくランチを注文するのだ。

定食屋では、今日もひそやかな無言劇が展開されているのであった。

  ◇

2005年12月。
事件の真相は、闇の中に消えていった。
ゴンザの靴は、まだ発見されていない。

<おわり>

[特別映像]定食屋で借りたサンダル
レンタルサンダル

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posted by ゴンザ at 14:37 | 静岡 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

【ゴンザの独り言EX】ゴンザと靴とサンダルと(第2回)

第1回へ← →第3回(最終回)へ

イルミネーションきらめく12月の静岡の街なみを、ゴンザは歩いていた。
スーツにコートをはおり、マフラーまで巻いていたが、その暖かそうな装いを唯一裏切るのが、足元のサンダルだった。

寒い。師走の空の下では、サンダルは通気性が良すぎる
かくなる上は、一刻も早く靴を入手せねばならない。

ゴンザは靴屋につくと、躊躇することなく扉を押し開いた。
ここで一瞬でもためらうと、果てしなく入りにくくなることを、ゴンザは本能的に悟っていた。

「いらっしゃいませ。」
出迎えてくれた女性店員の視線が、ついっと足元に向かう。
客が今履いている靴をチェックするのは、靴屋として基本中の基本らしい。

サイズはいくつくらいなのか?
足の形の特徴は?
デザインの好みは?

そういった情報と、これまでの経験をベースにして、接客プランを一瞬のうちにまとめるのが、一流の店員というものなのだ。

そんな店員の眼に入った情報。
それはサンダル。
冬にサンダル。スーツにサンダル。コートにサンダル。

彼女の上体がわずかに揺れた。

動揺したな?
これまでの経験になかったな?
意味なく「ちょっと勝った」気分になる。

ゴンザはウォーキングタイプの靴が並べてあるコーナーを物色し始めた。
斜め後ろに控えていた店員が、遠慮がちに声を掛けてくる。
「あの……ウォーキングシューズをお探しですか?」
ゴンザは「ええ。スーツにも合うやつを。」とつつましやかにうなずいた。

「それでしたら、こちらとこちらが現在おすすめです。
 サイズお出ししますんで、履いてみてください。」
店員は救われたような顔で言った。
サンダルくれ」と言われたらどうしようと思っていたのかもしれない。

ゴンザはソファに座り、店員が薦める靴をかわるがわる履いてみた。
わきにはゴンザが履いてきた古いサンダルが鎮座している。
店員は、不自然なくらいそのサンダルを正視しない。

「……こちらのタイプは少々大きめに作られてまして……」
「……デザイン的には、こちらのほうが面白いですよね……」

どうやら、彼女は
<お客様はサンダルなど履いては来なかった>
というスタンスを貫くことに決めたらしい。

「……ブラウンもあるんですが、現在在庫が……」

なんだろうこの寂しさと居心地の悪さは。

「……最近は先が四角い感じの造りが……」

ボケたのにツッコんでもらえない若手芸人のような気分だ。

「……皮をやわらかく加工してあって……」

……だめだ。
真実から眼をそむけて演じられるこの時間と空間。
私には耐えられない。
ゴンザはついにカミングアウトした。

「あのー。」
「はい?」
「実は今日、靴を盗まれちゃいまして」
「え?」
「座敷形式のお店でお昼を食べて、帰ろうとしたら靴がなかったという……」

「あ。あー! そうなんですか! あー!」
店員の顔が急に晴れやかになった。
心に引っかかっていた疑問が氷解した晴れやかさ。
これが最近流行の「アハ体験」というやつだろう。

「どうなさったのかなあ、って思ってたんですよ。
 足がお悪いのかなあ、とか。
 お店で履いていかれちゃったんですかー。
 それは大変でしたねえ。
 いい靴を履いてらしたんでしょう?」
サンダル一足がかもし出す緊張感が解け、急速にその場の空気はほぐれた。

やはり、真実は人を自由にする。

「で、こちらの靴がよろしいんじゃないかと思うんですが。」
「はい。」
「ちょっと大き目みたいですね。」
「そうみたいですね。」
「こちら、いまちょっとサイズがないんで、
 お取り寄せになってしまうんですが、いいですか?」

いいわけがあるか。あんた、自由になりすぎだ。

ですよねえ〜とうなずく店員に、ゴンザは今ある在庫の中でサイズの合うものを探してきてもらい、それを購入することにした。
税込16,800円。
こうして2005年冬のボーナスは、支給当日からその用途が見つかることになった。

「じゃ、それ履いて帰るんで、タグ切ってください。」
あらかじめ用意してあったセリフを店員に言う。
「かしこまりました。」
ここで、彼女の上体がまたわずかに揺れた。
「で、このサンダルは……?」

捨てるわけにもいかない。

「……持って帰ります。お店に返さないといけないんで。」
「かしこまりました。」

彼女は便所サンダルをうやうやしく捧げ持った。
何をする気だ、と思って見ていると、店員はおもむろにそのサンダルを、さっきまで16,800円の靴が入っていた箱にしまい始めた。

えええええ。
ちょっと。
箱の中で、左右互い違いに並べなおしてるよこの人。
なんかふわふわの紙に、サンダルがつつまれてるよ。
そしてその箱が、さらに紙袋に入れられたよ。

便所サンダル、いきなりの厚遇。
一夜限りの、サンダル・シンデレラ。

「ありがとうございましたー。」

やけに軽いその紙袋をぶら下げながら、ゴンザは帰途についた。

靴を履いてるって、すてき。
足元がすぅすぅしないって、すてき。
失って初めてわかる幸せって、あるのね。

この時のゴンザは、事件はこれで終わったと思っていた。
しかし、後日さらなる出来事がゴンザを待ち受けていたのである。

(つづく)

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posted by ゴンザ at 22:29 | 静岡 ☁ | Comment(3) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

【ゴンザの独り言EX】ゴンザと靴とサンダルと(第1回)

→第2回へ

ゴンザは昨年の12月8日、静岡市街のとある定食屋にお昼を食べに出向いた。
その定食屋は、店の広さとランチが出てくるスピード、そしてイマイチの味と感動的なまでに手際の悪い店員「ちっちゃいおばちゃん」で有名な店である。

この店は基本的に座敷スタイルで、靴を脱いで座卓につくことになっている。団体客が入っているらしく、座敷の前にはたくさんの靴が並んでいた。

いつものようにまったりと昼食を終え、1時10分前くらいに店を出ようと立ち上がった。
そしてゴンザは当惑した。

……あれ? 俺、今日どんな靴履いて来たっけ?
黒? 茶? えーと黒だよな。黒の紐靴タイプだ。そうそう。
えーと。えーと。ないね。うん、ないね。

確かにゴンザの靴はなかった。どこにもなかった。
代わりに、すっかり無人になっている座敷の前に、古ぼけた靴が1足ぽつんと残っていた。

うそん。うそーーーーーーーーーーーーん。

誰かが間違えて履いていったの?
それにしちゃあ、あんまり似てないよこの靴?
人の靴じゃ、履いたときに違和感あるでしょ?
足に神経かよってないの、ねえ?

呆然とするゴンザの横で、ちっちゃいおばちゃんが半笑いしていた。

とりあえず、間違えて履いていった人が戻ってきたら連絡をもらう、ということで話をつけて店を出た。
その足元を飾るのは店から貸し出されたレンタルサンダルだ。
飲み会中、便所に行くときに履くアレである。

スーツにサンダルで外を歩く男。
俺は気のいい校長先生か。

擦り切れた便所サンダルを見ながら、
「しまった。いくつかあるうちで、一番いいサンダルを選んでくるべきだった。」
と低レベルの後悔をしてしまう。

なんだろう、この激しくヘコむ感じは。
自分はいっこも悪くないのに、ものっすごいテンションが下がる。
この後、どうしたらいいのだろう。

靴が見つかる可能性は低そうだ。
悪意のある「盗難」だったら絶対に返ってこないし、悪意のない「うっかり」だったとしても、恥ずかしくて名乗り出てこない恐れがある。

よしんば戻ってきたとしても、知らないオッサンが1日はいていた靴を引き続き装着するのは、リスクが大きすぎる。
呪いの装備かもしれない。
ものごっつい水虫の人だったらどうするのだ。
この前皮膚科で「水虫の菌はいませんね」と言われたというのに。

もっと短期の心配で言えば、今日をどう過ごそう。
このままサンダル姿で電車に乗って帰るのは、かなりきびしい。
私は気が小さいので、車両に居合わせた全員が自分のつま先を鑑賞しているという被害妄想に取りつかれるだろう。

仕方がない。帰りに靴を買って帰ろう。

サンダル履きでふらりと靴屋へ寄る私。
店員の不審そうな視線に耐えながら、買うべき靴を決め、支払いの段になってこう切り出す。
「それ履いて帰るんで、タグ切ってください。」

どんな客だ。

妙齢の女性が、折れたハイヒールを片手に言うなら様になるが、それを言うのが私では
(おっきな犬のウ○コでも踏んだのね)
と思われるのがオチだ。

さらに今日はボーナス日だ。店員は心の中で思うかもしれない。
(この人、ボーナス出るまで、サンダルでがんばってたのね。
 困窮! とっても哀れ! この靴でなんとか冬を乗り切ってね!)
限りなくやさしいまなざしでゴンザを見送ってくれる店員。

ちがう! そんなんじゃないんだ!

やばい。考えているとどんどん落ち込んでいく。
ネガティブ・スパイラルにはまっている自分を感じる。

もういい。こうしよう。
靴屋に入るときに、開口一番元気良くこう言うのだ。
「いやあ! 今日靴盗まれちゃってさあ!
 1足みつくろってくんな、姉ちゃん!」

勇気を持って真実を。それが何にも勝るとゴンザは思うのである。

(つづく)

→第2回へ

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posted by ゴンザ at 13:52 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

【ゴンザの独り言EX】々々々家

会社で「多々良さん」という名前の人について、電話で伝えなければならないことがありました。

相手  「タカラさんですか?」
ゴンザ 「いや、ちがいます。タタラです。タ・タ・ラ。」
相手  「タタラさん……字はどう書くんですか?」
ゴンザ 「はい、多い少ないの『多い』に……『多い』に……」

ここでゴンザはつまづきました。「々」って……よく見る字だけど、言葉でどう説明したらいいんだ? えーとえーと。

ゴンザ 「あの……同じって意味の文字で……」
相手  「はい?」
ゴンザ 「えーと、カタカナのクとマを組み合わせたみたいなの、あるでしょ? あれです」
相手  「はあ? なんですって?」

四苦八苦しながらもとりあえず伝えることには成功したのですが、なかなかに音声コミュニケーションの難しさを感じたエピソードでありました。

ゴンザの独り言』掲載後、読者の方からメールをいただきました。
「そういう時は、『佐々木さんの2文字目』って言えばいいんですよ」と。なるほど! その手があったか! 『代々木の2文字目』という案をくれた人もいましたが、東京近辺の人にしか伝わらない可能性もあるので、『佐々木さん』のほうが良さそうです。『野々村さん』もアリですね。

さてその後、この「々」について調べてみました。「々」は「文字」というよりは「記号」。「前の文字を重ねる」という意味合いを持ちますが、それ自体には「読み方」はありません。こういった「前に同じ」という意味合いをもつ記号には他にもいくつかあり、例えば「ゝ」「〃」などがそうです。

「ゝ」:ひらがな一文字を繰り返すときに使う。
   ⇒「さゝやか(ささやか)ではありますが」
「ゞ」:ひらがな一文字を繰り返し、2文字目が濁点つきになるときに使う。
   ⇒「たゞし(ただし)」
「ヽ」:カタカナ一文字を繰り返すときに使う。
   ⇒「ツヽジ(ツツジ)」
「ヾ」:カタカナ一文字を繰り返し、2文字目が濁点つきになるときに使う。
   ⇒「サヾエ(サザエ)」
「〃」:表の中で、直前の記述と同じ内容であることを示す。
   ⇒「2月13日 〃」の場合2月13日を意味する。
「々」:漢字一文字を繰り返すときに使う。
   ⇒「云々(云云:うんぬん)」

とまあ、こんな種類があります。ちなみにこれらはウィンドウズの日本語変換ソフトであるMS-IMEでは、「おなじ」を変換すると出てきます。

さて、こうした記号を総称してなんと言うかについては諸説あるようで、「同の字点(どうのじてん)」や「畳字(たたみじ)」「くりかえし符号」「踊り字(おどりじ)」「字送り(じおくり)」などけっこう好き勝手に呼ばれています。教育機関などが公式に「こうだ!」と定めたものがないようですね。

「々」については、編集者などいわゆる出版業界の人たちは「ノマ」とか「ノマ点」とか呼び習わしているようです。由来はもちろん「ノ」と「マ」を組み合わせたような字だから。ゴンザの「クとマを組み合わせたみたいなの」というのと同じ発想です。

でも「ノマ」と電話口で言ったところで、おそらく向こうに通じる確率は極めて低いので、意味がないっちゃあ、ない呼び名です。「それを発したとき、お互いの間にある程度の共有イメージが生まれなければ、それは言葉とはいえない」というのは誰の言葉だったか。

「この文字ってノマって言うんだって!」「へえ〜、知らなかった!」
と「へえ」をもらえるような呼び名ではダメダメで、みんなが知ってなければしょうがないですよね。

ノマかー。ノマノマ。
♪々々家 々々家 々々々家〜 
♪毎夜波〜 毎夜風〜 毎夜火〜 毎夜発破〜

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2005年08月04日

【ゴンザの独り言EX】伊東四朗一座「芸人誕生物語」観劇

だいぶ書くのが遅くなってしまいましたが、先日、池袋サンシャインまで伊東四朗一座の『喜劇・芸人誕生物語』を観に行ってきました。

座長&三宅氏ゴンザはあまり演劇界に詳しくないのでよく知らなかったのですが、これは2004年の7月に伊東四朗氏を座長として旗揚げし、そしていきなり解散してしまった短期決戦型劇団、伊東四朗一座の再結成公演なのだそうです。

伊東氏をはじめとして、三宅裕司小倉久寛渡辺正行など関東喜劇人オールスターズといった顔ぶれには、マニアでなくとも興味をそそられます。どーしてもいってやろう!と意気込んだゴンザは、オークションにて定価の3倍ほどの値段でチケットを落札したのでした。

結論から言いますと、行ってよかったなあ、と思ってます。円熟期に入った喜劇人たちの芸を見ることができました。

ただし1点、 本家「ゴンザの独り言」でもネタにした、後ろのオバちゃんの笑い声には閉口しました。

まず笑い声がえらくけたたましい。そして笑うタイミングがおかしい

伝わってくるんですよ、彼女が喜劇を見るのがとても好きなことは。

でも「早く笑いたい! 笑わせて!」という気持ちが先走りすぎていて、演者がオチの部分を言う前に、勝手にテンション上げて笑ってしまうのです。

三宅裕司「おっ、社長、それはつまりこういうことですか、あなたが…」
おばちゃん「けひゃ、けひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!

こらー! 「あなたが…」の後がオチだろうが! 勝手に笑い出してオチをかき消すな!

どうも最近「劇場運」に恵まれてません。歌舞伎を観に行ったときは、隣の友達に延々ウンチクをたれるオバちゃんがうっとうしかったですし、落語のときは「次、○○って言うよほら」という信じられないマナー違反をするオバちゃんが後ろに座っていて、右ストレートを鼻にお見舞いしたくなりました。

しかしまあ、いずれの劇場でも中盤に差し掛かると、演者たちのペースになり、これらオバちゃんたちもその流れの中に飲み込まれていきました。さすが、芸のある人は違うもんだ、と感心したものです。

話を元に戻します。『喜劇・芸人誕生物語』のストーリーをざっと紹介しますと、とある弱小芸能プロダクションのお話。何人もの売れないタレントを抱えていますが、特に厄介者になっているのが、伊東四朗演じるカタブツの歌手。会社としては辞めさせたいのですが、彼の娘がこのプロダクションを支えるドル箱アイドルのため、辞めさせるわけにもいきません。

それでは、カタブツすぎるそのキャラクターを逆手にとって、芸人として売り出したらどうだろう、と試行錯誤を重ねます。そんな中、彼の17歳の娘が重病にかかったという知らせが入ります。どんどん老化していくという、奇妙なウィルスに犯されたというのです。助ける方法はただ一つ。最も近しい人が笑わせることで、免疫力を高めるしかありません。かくして、歌手は芸人となるべく必死の努力を始めたのでした──。

喜劇・芸人誕生物語左の写真が、この『芸人誕生物語』のポスターですが、これ、まったくこの劇の内容に関係ない絵ですね。あまり明確なストーリーのある劇ではなく、コメディ・コント・歌と踊り・アドリブ劇などやりたいことを詰め込むために、シチュエーションのほうを作り上げた、といった感じです。シチュエーションから笑いを作り出す三谷幸喜さんの劇とは、逆の方向かもしれません。

面白いのは、伊東四朗の娘である「17歳のアイドル」役が、日替わりキャストであるということ。オセロの中島知子さん戸田恵子さんなどがやってらっしゃるらしいです。彼女らは、シチュエーションを聞かされているだけの、ほとんどぶっつけ本番。つまりこの娘のでてくるシーンは「アドリブ劇」のパートになります。

上の「ウィルスに犯されて日々どんどん老化していく17歳のアイドル」という設定は、この日替わりキャストのために用意されたシチュエーションです。つまり中島知子さん、戸田恵子さんが「私は17歳のアイドルですけど、それか何か?」と言い張り、周りのキャストが「ちょっとキビしいなあ」「かわいそうに…」「ところで何年生まれだったっけ?」「干支は?」と娘役にツッコむのが面白いわけです。

今回私が観に行った回では、この娘役がベッキーでした。

……それはダメだろう……。容姿的に「17歳」が通用するし、「アイドル」も十分通用しちゃうじゃないか……。

たしか彼女は2005年7月現在で21歳です。私は「日替わりキャスト制」を全く知らないで観に行ったので、最初はこのアドリブパートの狙いがさっぱりわかりませんでした。見ていくうちにだんだんわかってきましたが。カーテンコールで、演者たちも「いや、ベッキーは17歳だって言っても通用するんで、どうしようかと思った」と言ってました。

急遽伊東四朗さんが「これは私の娘じゃないです。目の色がおかしい」とアドリブをはじめ、「何をいってるの、お母さんはイギリス人じゃない、お父さん」とベッキーが切りかえし、三宅さんが「お母さんはなんていう名前?」とベッキーに聞いたら、ベッキーが「それはお父さんの方が良く知ってます」とキラーパス。

そこで、伊東さん「あのー、えーと、ベンジャミン」。

ベンジャミン! ベンジャミン伊東! わかる人にしかわからんだろそれは!

わからない人のために説明しますと、伊東さんが『電線音頭』を歌っていたときの名前です。「ベンジャミン」は男性名。「ベンジャミン伊東」は、イギリスの作曲家「ベンジャミン・ブリテン」が由来だそうです。

ややシチュエーションが生かしきれないキャストの回ではありましたが、ベッキーもさすがの舞台度胸で、なおかつかわいかったのでヨシとしましょう。

もはや伝説と化している伊東四朗さんの「歌ってしまう刑事のコント」が見られたのも幸せでした。三宅さん・小倉さんの安定感と、渡辺リーダーの噛み倒し、東MAXと昇太師匠の見ているこっちがドキドキ感、すべてに微妙なバランスが取れていて、とても楽しい舞台でした。

みなさん、機会があったら観に行ってみてください。

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posted by ゴンザ at 17:40 | 静岡 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月14日

サビオ帝国盛衰記

先日、いつものようにゴンザがデスクで真面目に仕事をしていると、営業部の部長がつつつっとやって来て言いました。

「ゴンザぁ、ここらへんに、サビオねえかなぁ?」

は? サビオ? それは……スネオのイトコですか? よくラジコン飛行機とかをスネオに貸してくれる大学生のお兄さん? すいませんが、面識ありません。
いや、ひょっとすると怪獣? 『南海の大決戦! ゴジラ対サビオ』とか『ウルトラセブン 第9話 宇宙獣サビオ望郷の念』とか、そういうの? すいませんが、観たことないです。

などと高性能なゴンザ脳で、低レベルな推理を繰り広げていると、ゴンザの上司にあたるM部長が助け舟を出してくれました。
「俺持ってるよ、ほら。しかしサビオってひさしぶりに聞いたなあ……」

なんと「サビオ」は個人が持つことが出来るもののようです。ゴンザの知らないそんなものを所有しているというM部長。ここはあらためて惜しみない尊敬の念を送らなければなりません。

さて、M部長がカバンから取り出したそれを見てみると……あれ……これは……バンソウコウですよね部長。マキロンとともに、今も昔もわんぱくな男の子の力強い味方となり続けている「バンドエイド」さんですよね部長。わんぱくな営業部長がさっそく指に巻いていらっしゃるところから見ても、やっぱりこれバンソウコウさんに間違いないですよね部長。

し、知らなかった……。
バンソウコウに「サビオ」という名前があったなんて。あなたにそんな別の顔があったなんて。そういえば、私はあなたについて何も知りませんでした。

というわけで、バンソウコウの歴史と風土記について、早速調査開始ー。(タンジェント君風に)

一旦CM!



まず、「サビオ」の実物を確認。これがサビオだ!
サビオ

「サビオ」はライオンの製品。つまりバンソウコウの商品名なんですね。要するに登録商標名が一般名詞化しているパターン。「ウォークマン」とか「宅急便」と同じですね。

この「サビオ」、今は作られていないのかと思いきや、まだ生産は続けられているようです。しかし、ライオンの公式ホームページの製品情報には掲載されていません。「サビオ」にはなにか後ろ暗い過去でもあるのでしょうか。謎は深まります。(※後に2002・平成14年に生産終了していることが判明しました。)

さらに調査を進めるうち、「サビオ」には、どうやらジェネレーションギャップとローカルギャップが存在することが判明しました。

現在40代以上の人には、「サビオ」はなつかしくはあれども知っている名前であり、30代くらいを境に「知らない」確率が急上昇しています。ということは、どうやら1960年代くらいまでは、「サビオ」は全国の絆創膏界でかなりのシェアを築いていたものと思われます。

そしてローカルギャップ。「サビオ」は、ゴンザの育った関東地方と、もう一箇所九州地区で最も認知度が低く、逆に北海道地方では未だ強い勢力を維持しているということがわかりました。そういえばゴンザの好きな北海道ローカル番組「水曜どうでしょう」で、大泉洋さんが「小松、サビオ持ってきて!」と言っていたような気がします。「シェフ大泉 夏野菜スペシャル」で。

また、瀬戸内のあたりや長野県などの内陸部でもわりとサビオが通じる地域がある、という情報も入手しました。

さて、関東育ちのゴンザが絆創膏をなんと呼ぶかというと、一番先に思いつくのは上でもでてきた「バンドエイド」です。
バンドエイド
「バンドエイド」も「サビオ」と同じように商品名で、発売元はジョンソン&ジョンソン

また、「カットバン」という名前もわりと普通に通じますが、これは祐徳薬品工業の商標名。
カットバン

熊本を中心とした九州地方では、「リバテープ」という呼称が一般的で、これはリバテープ製薬という熊本に本社を置く会社が発売している絆創膏です。
リバテープ

さらに「OQバン(オーキューバン)」という名称も存在しますが、こちらはニチバンの登録商標。
OQバン
テープ生産を主力としている会社の製品であるところが、他と一線を画します。王選手と坂本九ちゃんとで「王さんのO・九ちゃんのQ」というCMをやっていたそうで、ここまでくるとさすがにゴンザにも追いきれないほど昔の話です。

ふむふむ。だいぶ絆創膏界の歴史と風土記が見えてきました。つまりはこういうことです。

絆創膏国見聞録

絆創膏国では獅子帝の治める「サビオ帝国」が、全国に大きな支配力を持っていた。そこに名乗りを上げた豪族が「ニチバン族」である。「ニチバン族」は王将軍と九将軍率いる「OQ軍」によって「サビオ帝国」の切り崩しを図ったが、その勢力を弱めるにとどまり、「OQ軍」も大きな痛手を負った。一方九州の雄「リバテープ公国」は中央から離れた地の利を生かし、着々とその支配地域を確立していた。

「サビオ帝国」の繁栄に本格的なかげりが見えはじめたのは、2人のジョンソン提督に率いられた「バンドエイド共和国」海軍が浦賀に上陸を果たした時からである。共和国海軍はその機動性を生かし、次々とその版図を広げていった。また、その後九州に拠点を置く有力大名「黒木祐徳」の鍛えあげた「カットバン遊撃軍」が「サビオ帝国」の勢力範囲を奪っていった事実を忘れてはならない。

「サビオ帝国」は獅子帝の忘れ形見を擁して、北へ北へと逃げ延び、海を渡った先で新たな旗揚げを行った。しかし、すでにその勢力を取り戻すだけの力はなく、その後は北の地の支配を維持するだけにとどまった。

かくして『北はサビオ帝国が治め、東はバンドエイド共和国が広範囲に影響力を持つ。カットバン遊撃軍も虎視眈々と支配力の拡大を目指し、南はリバテープ公国が守る』という現在の勢力図が組みあがったのである。

サビオ帝国の版図は全盛期に比べて著しく狭まったとはいえ、人々の心の中にはなおも根強い支配力を持ち続けていると言われる。瀬戸内や内陸の地域には、帝国の恩顧を忘れぬサビオゆかりのものが潜伏していると囁かれており、獅子帝の影はいまだバンドエイド共和国を脅かしている。この島国を覆う伝統の不気味な力は、なかなか我々には理解しがたい。
(宣教師 ロドリゴ・エンリケ・ルチアーノ記す)

絆創膏国勢力地図

※この話はフィクションです。

[追記 2005.07.08.]
後の調査で新しい事実も判明してきました。
トラックバックを頂いた「ぽこ あ ぽこ」の情報によれば、「サビオ」という商品はライオンだけでなく、ニチバンでも発売されていた模様。しかも[提携:セデロース社(スウェーデン)、製造発売元:ニチバン株式会社]ってことは、「サビオ」自体がスウェーデンの会社の商品・商標である可能性が出てきました。

海外の会社と提携しての商品なので、ライオンとニチバンという違う会社で同じ名前の商品を出すことが出来るのかもしれません。また、NCM-NETの資料によれば、

1948(昭和23)年:現在のニチバンにあたる日絆薬品工業が「救急絆創膏」(布製絆創膏にガーゼを貼り付けたもの)を発売
1959(昭和34)年:J&Jが「バンドエイド」を発売
1963(昭和38)年:ニチバンが「サビオ」発売
1975(昭和50)年:ライオンが「サビオA」発売

となっています。

??? わからん。どうも絆創膏のくさわけはニチバンのようですね。バンドエイドのほうがサビオより発売自体は早いのか……。

「サビオ」「サビオA」「サビオS」の違いは何でしょう? ライオンのサビオ発売は実は1975年と遅かったのでしょうか? 当初はニチバンが「サビオ」を発売していて、ライオンがその商標を引き継いだのでしょうのか?

謎が謎を呼びます。そして迷宮入りの予感がします。

また、地方によっての呼び方の違いについては、広島大学で真面目に調査したことがあるそうで、やはり、サビオは北海道と広島あたりで強いそうです。

<ゴンザ>





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posted by ゴンザ at 15:33 | 静岡 ☀ | Comment(34) | TrackBack(12) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月09日

【ゴンザの独り言EX】美術館攻略マニュアル

地元にある静岡県立美術館まで、「伊藤若冲と京の画家たち」という展覧会を観に行ってきました。
伊藤若冲と京の画家たち

伊藤若冲は江戸時代中期の京都で活躍した画家です。彼を表現するときによく使われるのが、「ワン・アンド・オンリー」という言葉。江戸期の画家だと「狩野派」のような流派が思い浮かびますが、伊藤若冲は誰にも似ていない、自分独自の絵の世界を作り上げた人物として有名なんですね。そういう意味では、まさに言葉どおり「一流」の画家といえるでしょう。

その作品の凄さのわりには、ほとんど知られていない人だったのですが、西暦1800年没ということで、2000年に没後200年の様々なイベントや特集が催されたために、かなり一般に知られるようになりました。

ゴンザは実際に観に行ったわけですが、いやあ、良いものを見せてもらいました。初期の作品として有名な、呆れるほど精密に描かれた鶏の絵や、中期の独創的な画法で名高い「マス絵」など、本当にすばらしいものでした。「マス絵」というのは、1センチ四方ほどのマスを単位にし、その集合体として描かれている絵です。

うーん。言葉では伝えにくい。どんなものだかを知りたい方は細野不二彦の美術漫画「ギャラリーフェイク25巻」を読むことをオススメします。この中の1つに若冲のマス絵をタイル絵にして、つぶれかけた銭湯を復活させようとする若主人の話があります。普通に漫画としても面白いのでぜひどうぞ。

さて、ゴンザは絵を見るのが好きなので、よく美術館に行くのですが、美術館を楽しむにはいくつかのコツがあります。ゴンザなりのそのコツをここにまとめてみましょう。

1)まずはロッカーを探せ!
まず覚えておくべきなのは、「美術鑑賞は肉体労働である」ということ。疲れます。ものすごく。ですから、動きやすくしておくことが肝心です。服装や靴などに気を遣う事は言うまでもありません。

そして、上着や荷物を抱えたままでは、美術館を楽しむことはできません。というわけで、入ったらまずコインロッカーを探しましょう。大きな美術館なら大抵あります。お金がもったいない、という人もいるかもしれませんが、せっかく美術を楽しむのですから、こういう時にはあまりケチらずに。また、公共の美術館なら、入れるときにはお金が必要でも、後で返金されるシステムのところも多いようです。

2)ねらい目はお昼時!
人気のある展覧会だと、混んでいてゆっくり見て回れないもの。そういう時、ねらい目になるのがお昼時の時間帯、つまり12時〜13時です。昼間に行動する際、たいていの人はお昼前に行くか、お昼を食べてから行くかという基準で考えるもの。お昼ご飯の時間帯は、ぽっかりと空白期間になるのです。

オススメプランとしては、美術館近くに11時か11時半までには開くレストランを見つけておき、そこで開店直後にランチを楽しむ。食べ終わったらおもむろに美術館におもむき、芸術をたのしみます。このスケジュールなら、お昼も展覧会もゆったり空いた状態で楽しめます。

3)先に全貌を把握しろ!
展覧会初心者がよく犯すミスが、「頭でっかち尻すぼみ」。つまり、最初のほうに展示されている作品は、その紹介文まで含めてつぶさに見て回るが、後半になるに従って疲れてきてしまって足早に通り過ぎるだけになる、というパターンです。こういう人が多いのは、会場の混み具合を見てもあきらか。最初が混んでて、最後のほうが大抵ガラガラです。

こういうミスを避けるために、入場したらまず最後までざっと見て回りましょう。その中でじっくり見たいものと、そうでもないものにわけてめぼしをつけておきます。また美術館の中にはけっこうたくさんの椅子が設置されているもの。2箇所くらい、座って休みつつ絵を鑑賞するポイントを押さえておきましょう。

出口直前まで行ったら、くるりときびすを返して入り口まで戻ります。このときおおまかに鑑賞スケジュールを組み立てながら、再度会場を確認するわけです。後は組み立てに従って計画的に鑑賞するだけです。

もちろん、混んでる美術館でこれをやったら、ものっすごい迷惑なヤツなのでやめときましょう。

4)ショップにご用心!
最後の罠が美術館出口付近に設けられているグッズ販売ショップ。こちらはアートな気分に浸ってテンションが上がっていますので、ついつい修学旅行に来た中学生のように、いらんものまで買い求めてしまいます。「画集買って、お前はそれを本当に家で見るのか?」とか「そのストラップを携帯電話につけることに疑問はないのか?」という冷静なツッコミができるようになるのは、美術館を出てしばらくしてからです。

美術館の収入は、入場料よりもむしろグッズの販売利益のほうが多いという噂も、うなずける話ですね。

ゴンザは美術館に行ったら「絵葉書」しか買わない、と決めています。1枚80円が相場のこれを5枚くらい買うことで買い物欲を満たします。そして1枚を自分の記念品として残し、あとの4枚を親戚や友達に出すのです。普段ごぶさたしている人と連絡をとるきっかけにもなるので、一石二鳥のいい作戦だと、自分では悦にいっています。


さあ、ゴンザの美術館攻略法、参考になりましたでしょうか。
出かけるのにいい季節になってまいりました。お得なアート生活を楽しみましょう。

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posted by ゴンザ at 16:37 | 静岡 ☀ | Comment(4) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月02日

【ゴンザの独り言EX】母とリンゴと大学受験

今回は、昔話をしましょう。

ゴンザが一浪しての大学受験を控えていたその年の秋、台風19号という強い嵐が日本列島にやってきました。この「オヤジ」は、弓なりの日本列島の「弦」をなぞるような形で各地を襲い、特に東北・北海道地域で大きな被害をもたらしました。

この時の被害で一番象徴的だったのが、東北のリンゴ農家が受けたものです。せっかく丹精込めて実らせたリンゴが台風19号によって叩き落され、そのほとんどが売り物にならなくなってしまったのです。

しかし、農家の方もそのまま泣き寝入りはしませんでした。その嵐を受けても枝に残ったリンゴを「落ちないリンゴ」と銘打って、縁起物として売り出したのです。話題性も手伝って、これは受験生の親に大ヒットしました。

さて、その年の冬。受験勉強をするゴンザの家に、大きな箱が2つ届きました。母宛てのその荷物の中身はリンゴでした。しかし「落ちないリンゴ」ではありませんでした。

「ああ、あれ? 落ちリンゴ。落ちちゃって傷ついたリンゴだよ。
 ほら、この前台風でリンゴ農家が被害を受けたじゃない。災害援助の意味も込めて買ってください、って斡旋があったから買ったの。わりと安かったしね。」

お母さん。あなたの息子はこう見えても受験生なのです。
「落ちちゃって傷ついた」とか、さくっと口にするのはいかがなものかと思います。

さて、ゴンザの「本番の試験」国公立2次試験の日程は、忘れもしない2月25日でした。そしてこの朝、母がどのようにゴンザを送り出したかというと──家にいませんでした。

お母さん。この時のことを言うとあなたは決まって「そうだったっけ? ウソだよ〜そんなことしないよ〜」と疑わしげな目で私を見ますが、私がこの日の記憶を違えるわけがありません。あなたは郷里で同窓会があるということで、24日から泊りがけで遊びに行っていたのです。これは動かしがたい事実です。

私は親父と一緒に納豆ご飯を食べ、姉に見送られつつ出陣し、途中のパン屋で昼食を買っていったのです。今も脳裏に残る鮮明な記憶です。

また、私が無事その試験に合格した後、数年経った頃の1月のことです。テレビでセンター試験の話題をやっているのを見て、あなたは言いました。

「最近は、センター試験って1月にやるのねえ。あなたのころは12月だったのにねえ。」

お母さん。センター試験は今も昔も1月の始めです。「共通一次」と呼ばれている頃からです。あなたは息子の本番の試験がいつなのか、まったく把握してらっしゃらなかったのでしょうか。

私が受験生だった頃の話をすると、母はこう述懐します。

「あの頃はあなたも神経質になっていて、あたしもずいぶん気をつかったものだったよ。」

お母さん。ごめんなさい。ぜんぜんわかりませんでした。その「気」はどこらへんに遣われたのでしょうか。どこか私の知らないところで、派手に無駄遣いされたような気がします。

私もあなたの息子ですから、鋭敏なほうではありません。これからは分かりやすい形で遣っていただけると嬉しく思います。

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posted by ゴンザ at 14:00 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月10日

【ゴンザの独り言EX】増田ジゴロウのススメ

ごぶさたしてます。すっかり更新がストップしてました。

ゴンザの本業は事業企画・営業企画系サラリーマンなのですが、この1〜3月くらいの時期は、来年度予算の作成と調整でものすごくテンパってるんですね。ああしんど。

さて、そんな予算作成の真っ只中、ひきとめる上司を振り切って、東京に行ってきました。といっても「通院」という非常にブルーな目的ですが。

そして診察が終ったあと、近くにある「キディランド原宿店」に立ち寄りました。こちらの目的はかねてよりの懸案事項でありました「増田ジゴロウグッズ」のゲットであります!

増田ジゴロウキーチェーン!
増田ジゴロウキーチェーン

増田ジゴロウ名言フィギュア!!
増田ジゴロウ名言フィギュア

増田ジゴロウナットウキナーゼストラップ!!!
増田ジゴロウナットウキナーゼストラップ

どうですこのうつろな目!
かわいげのない表情!!
意味不明なデザイン!!!
スバラシイ!

……ひとりで勝手に盛り上がってすいません。

「そもそも増田ジゴロウってなんだよ!?」というもっともすぎる疑問をお持ちの増田ジゴロウ初体験の人には説明をしなくてはなりません。彼は、音楽&アニメ&横浜ベイスターズという、なんだかよく分からない路線を貫く神奈川県の地方局、テレビ神奈川出演のナイスガイです。

ですから、神奈川県民以外の人が彼のことを知らなくても仕方ありません。恥じることはありません。これから徐々に知っていけばいいんです。「知れるを知るとなし、知らざるを知らずとなせ、これ知るなり」と孔子も言っていますし、ソクラテスも「無知の知」と言っています。

話がそれました。増田ジゴロウは、朝っぱらから深夜のノリでやっているダラダラ系音楽情報番組「サクサク」の愛すべきマスコット兄貴です。番組はイマイチやる気が感じられない女性MC(現在は「新堂本兄弟」にも出演しているモデル兼ミュージシャン・木村カエラ)に、この増田ジゴロウが中途半端にからむ、という形式で進行していきます。

こんなユルいものを、公共の電波に乗せていいのか?という疑問が残る構成ですが、意外と大丈夫みたいです。そして見ているうちにだんだん癖になってきて、気がつくとチャンネルを1でも4でも8でもない、42という首都圏ではあまり見かけない大きな数字にあわせていたりするのです。このダウン系な魅力は、見た人にしか分からないことでしょう。

そして、この「サクサク」ファンは自らをこう名乗ります。
サクサカーと。

この呼称に対して「どうなんだそれは」と疑問を持つような人は、サクサカーにはなれないようです。

最近では、北海道テレビ(HTB)名古屋テレビ(NBN)サンテレビ(SUN)TVQ九州放送(TVQ)でも放映しているそうですし、なんと無謀にも「sakusaku DVD」なるものもあるらしいので、みなさん是非見て、サクサカーになりましょう。そして、サクサクと増田ジゴロウを全国区にしましょう。目指せ!第2の「水曜どうでしょう」!

ちなみにゴンザは実家こそ神奈川ですが、現在は静岡在住なのでサクサクあまり見られません。せっかく買った増田ジゴロウグッズも静岡では「知らん」と切って捨てられます。(誰も知らないというあたりに、ゴンザのマニア心はそれなりに満足してますが。)

ところが、先日おもいがけない出会いがありました。そのときゴンザは、社員証のネームプレートに買ったばかりの「増田ジゴロウナットウキナーゼストラップ」をつけていました。
そして給湯室でいつものようにコーヒーを入れていたら、突然「あっ!増田ジゴロウ!」と声をかけられたのです。

そーです。私が増田ジゴロウです。私こそが。

静岡で出くわしたサクサカーは、派遣社員のお姉さんでした。なぜおぬしジゴロウを知っておる、とたずねたところ、東京に住んでいる姉夫婦がヘビーサクサカーで、毎週録画したサクサクDVDを送ってきてくれるのだそうです。そしてそのコレクションがいまや膨大な量になっているそうです。

負けた。サクサカーとしてゴンザより格上の存在でした。もっと精進を積むことにします。

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posted by ゴンザ at 16:34 | 静岡 ☁ | Comment(4) | TrackBack(1) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月10日

【ゴンザの独り言EX】オヤジ襲来

「地震・雷・火事・オヤジ」という言葉があります。

いわずと知れた「怖いものラインナップ」の言い回しですが、最後の「オヤジ」に「ん?」と違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。
3つの災害に続いて、いきなりお父さん登場。紅白歌合戦で和田アキ子の後に、オオトリとして「はなわ」が出てきたかのような納得いかなさがあります。

「昔は、一家の主としてのオヤジは畏怖の対象だったのだ……オヤジよ今こそ起ち上がれ!」という話も時折耳にします。が、実はこの「オヤジ」、「お父さん」の意味ではなく、「台風」や「嵐」を意味する言葉なのだそうです。

由来として一番有力なのは、瀬戸内の方言説。中国地方の言葉で、山から吹き降ろす風のことを「やまじ」といいます。嵐のことを、その強いものという意味で「おおやまじ」と呼び、それが詰まって「おやじ」になったというものです。

「地震・雷・火事・おおやまじ」⇒「地震・雷・火事・おやじ」
後者の音数は「3・4・2・3」となり、つまりは「7・5」という日本語の黄金リズム七五調。なるほど、語呂がいいですね。
この他に「強い風」⇒「おおかぜ」⇒「おおかじ」⇒「おかじ」⇒「おやじ」説なんかもあるとか。

台風はオヤジ。オヤジは嵐。意外な正体です。

つまりこういうことになります。

「インド洋に現れたオヤジは、ゆっくりと北上しています。」
「昨夜は超大型のオヤジが日本を縦断する形で大暴れし、各地に大きな爪あとを残しました。」
「小さい頃ってさ、オヤジが来るとなんかわくわくしなかった?」
「現在近づいているオヤジは、たいへんくっきりとしたオヤジの目をもっていますね。」
「今年はオヤジの当たり年だなあ。」
「猛烈なオヤジにより、多数のけが人が出ている模様です。」
「今回のオヤジは、雨オヤジだね。」
「このオヤジには『キャサリン』という名前がつけられることになりました。」

あるいはこうです。

オヤジ、今年リリース、全て首位に!

オヤジのベストアルバムがオリコン初登場首位を獲得した。これまでオヤジはリリースした3作品(シングル2作、アルバム1作)すべてで首位を獲得している。首位を獲得したことについて、オヤジは「ありがとうございました。このアルバムには、これまでのオヤジが詰まっていて、僕たちにとっても愛しい一枚となりました。これを励みにこれからもオヤジ5人頑張っていきたいと思います。」とコメントしている。

オヤジ、元気です。

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posted by ゴンザ at 15:09 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月21日

【ゴンザの独り言EX】すいへいりぃべぇぼくのふね

元素周期表というのを本格的に扱うのは、たしか高校1年の総合理科だったと思う。
第2周期までの元素は以下の通り。

H(水素) He(ヘリウム)
Li(リチウム) Be(ベリリウム) B(ホウ素) C(炭素) N(窒素) O(酸素) F(フッ素) Ne(ネオン)

さあ、ここでほとんどの人が思い出すであろうフレーズがある。語呂合わせ「すいへいりぃべぇぼくのふね」である。これのおかげで、この第2周期までの元素記号を覚えている人は、非常に多いだろう。
「水兵」で始まって、「僕の船」で終わるこの語呂合わせは、きわめて完成された世界を誇る名作である。

ここで「りぃべぇ」って何だ?という疑問は当然のように生じる。
結論からいえばこれはドイツ語だ、というのが定説らしい。
「リーベ」は「liebe」。
「イッヒ・リーベ・ディッヒ」のリーベ。
英語でいえば「I love you」。「愛している」だ。

ということは、「すいへいりぃべぇぼくのふね」は「水兵さんは、僕の船が大好き!」。

ハラショー(なぜかロシア語)。なんという完成度の高い語呂合わせだろうか。

ちなみに、この後の
「Na Mg Al Si P S Cl Ar K Ca」までについては
「七曲りシップスクラークか」とか「ネームがあるシップスクール歩けっか」など諸説ある。が、どうもぱっとしない。
たぶん、そのせいだろう、この後半部はあまりメジャーではない。「柔よく剛を制す」の後半「剛よく柔を断つ」くらいマイナーである。

おしい。「シップ」という船つながりがあるのに……。
何かよい語呂あわせが無いものか、という命題は、高校生の頃からのゴンザの一大テーマなのであった。

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posted by ゴンザ at 16:53 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月15日

【ゴンザの独り言EX】シロサイ異聞

シロサイというサイがいる。

英語名は「White Rhinoceros」。そのまま和訳しての「白いサイ」なのだが、実際のシロサイ君は大して白くもない。何色?と聞かれたら「……サイ色。」と答えるしかないような微妙なグレイである。

この「シロサイ」という名前、実は間違いによってつけられた、というのが一般的な説らしい。

シロサイの主食は地面に生えている草。それを食べやすくするため、シロサイの口は、掃除機の吸い込み口のように平たく広がった形をしている。その口の形から彼らはオランダ語でこう呼ばれていた。「wijd(e)なサイ」と。

「wijd」は英語ならば「wide」。「広い」という意味である。

それがヨーロッパに伝わっていく途中で、ある時「white(白い)」という英語に聞き間違えられた。その結果「White Rhinoceros」というのが正式な名前となってしまい、「シロサイ」という和訳まで出来てしまったのだ。

ということは、シロサイは本当なら「Wide Rhinoceros」と名づけられるはずだった。そしてそれが和訳されたならば、こうなっただろう……「ヒロサイ」と。

「Wide」が「White」になり、「ヒロ」が「シロ」になったのである。
英語と日本語の間の不思議な一致。

つまり、わかりやすくいえば、こういうことである。

「よいかマサ、あのサイはな、口がこう広がっているゆえに、ヒロサイと呼ばれておるのだ。」
「へえっ、さすがご隠居はなんでもご存知ですねえ! ヒロサイですか!」
「うむ。」

「ハチ、知ってるか。あのサイはよぅ、ヒロサイってんだそうだ。」
「そうなんでやんすか棟梁、へえっ、シロサイねえ!」
「そうよ、ヒロサイよぅ。」

「おう、与太、あすこんとこのサイはな、シロサイってんだぜべらぼうめ!」
「へえ、あたいはじめてしった。シロサイ。ハチのあにき、ものしり。」
「へへっ! ばかやろ、おだてても何もでやしねえぜこんちくしょうめ!」

「えへへ、シロサイ。シロサイってんだ。みんなにおしえたげよぅ。」

こうして与太郎の手により、シロサイはシロサイとなったのであった。

<教訓>世の中けっこういいかげん

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posted by ゴンザ at 10:28 | 静岡 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月10日

【ゴンザの独り言EX】雨男の恐怖

秋の長雨。雨の季節である。

春の長雨を「梅雨」というように、秋の長雨にも名前がついている。
秋霖(しゅうりん)」という。もっとも「霖」が「長雨」の意味なので、「そのまんまやんけ」という名前ではある。


さて、今回は雨にちなんだ話題をひとつ。

皆さんは、『雨男』というものをご存知だろうか?

『雨男』とは雨に呪われた男。
彼が加わるイベントは、信じられないほどの確率で雨にたたられる。
遠足で雨、旅行で豪雨、キャンプで台風。
イベントつぶしにして、アウトドアライフの敵。
生涯を傘とともに過ごす哀しい運命(さだめ)を背負った悲劇の人。
それが『雨男』である。

あなたに理性があるのならば、『雨男』とは友人になるべきではない。


ところで私はS級の『雨男』である。

その栄光の軌跡をたどってみよう。

中学高校の体育祭は、6回中4回が雨だった。
降りしきる雨の中で強行された組み体操。
パンツにしみこむ泥水が冷たかった。

夜行列車で九州に行こうとした時は、
記録的な豪雨により、線路が冠水して列車が運休となった。
みどりの窓口の兄ちゃんの気の毒そうな視線が痛かった。

そして、私の『雨男』歴において最強といえるのが、
小学生時代のとあるエピソードである。

私は小学校5年生の時、ボーイスカウトのような事をしていた。
1年の間、月1回集まりゲームやキャンプなどをして楽しむのだが、
ここで私はその呪いを十二分に発揮した。

年間12回の集まりのうち、雨の降ること実に11回。
降水確率91.6%。森田さんもビックリだ。

この集まりのメインイベントは夏休み中に行われる
八ヶ岳でのキャンプである。
さすがにこのメインイベントは、雨ではなかった。

嵐だった。

近年まれに見る大型の台風が日本列島を直撃したのである。
八ヶ岳への道路が封鎖され、
最大のイベントはスタートすらせず中止となった。
集合場所から持ち帰るリュックサックがひたすら重かった。

後日のことだが、かわりに廃校を使っての「一泊キャンプ」が催された。
この日もぬかりなく雨が降った。
キャンプファイヤーもバーベキューも肝だめしも中止。
「廃校に一泊しただけ」というビッグイベントとなった。

この振替イベントも含めると、13打数12安打。
打率9割2分3厘。イチローもビックリだ。

雨男の力とは、ことほどさように恐ろしいものなのである。

ところで、読者の方々には
「唯一雨が降らなかった1回」にご興味がおありの方もいるだろう。
13分の1。
なにやら不吉な数字だ。

1度だけ降らなかったのは7月だった。
雲ひとつない晴天に恵まれた。
暑いくらいの陽気だった。
というより、死ぬほど暑かった。

そこで行われたのは「ラジオ体操の練習」であった。

夏休みに入ってすぐ、
「寝坊は許さん!」とばかりに開始される、
学校と町内会が結託しての早朝いやがらせ企画、ラジオ体操。
この不人気イベントにおいて、ご町内の児童のみなさんの
立派な手本となる「正しいラジオ体操」をマスターする、
これが我々に課せられた任務だった。

第一第一第一第二第二第二第一第二第一第二……

照りつける太陽、降り注ぐ紫外線、上がりつづける気温。
汗だくになってラジオ体操を続ける小学校5年生の集団。
その姿は、さわやかというよりも、新興宗教の修行を思わせた。

さんさんたる陽光が恨めしく、
不毛な日焼けをした11才の雛鳥たちは世の中の厳しさを知った。

『雨男』。
それは、降って欲しくない時に雨を降らせるだけではない。
降って欲しいときにはもれなく晴天をもたらす呪われた存在。

もしあなたの友人で『雨男』である疑いが強い者がいるならば、
さりげなく、しかし確実に疎遠になってゆくべきである。

【終わり】

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posted by ゴンザ at 16:42 | Comment(4) | TrackBack(0) | 「ゴンザの独り言」EX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする